時間がたってしまったシミはもう諦めるもの・・・と思っていませんか？
大丈夫、まだまだ諦める必要はありません！
正しい洗剤選びと手順で、時間がたったシミも落とすことが可能です。
今回は、シミの種類別で最も適した落とし方をご紹介していきます。
種類別！時間がたったシミの落とし方
洋服に汚れがついたら、できる限り早く洗うことが基本です。
とはいえ汚してすぐに洗濯できるような生活環境にある人は、なかなかそうはいませんよね。
帰宅した頃には「汚したことも忘れていた」なんてよくあることです。
そこでこの項では、時間がたったシミの種類別に合わせて、対処方法をご紹介していきます。
醤油・ソースのシミ汚れの落とし方
外食中にやってしまいがちな醤油やソースのシミ。
慌てて拭こうにも、あっという間に繊維に染み込んで困ってしまいますね。
そんなときは、食器用の洗剤で落としましょう！
- 食器用中性洗剤
- 洗面器
- シミの部分に食器用中性洗剤をかけ、指でたたいていきます。
- ぬるま湯を入れた洗面器の中で、シミ部分をもみ洗いします。
- 完全に落ちなくても、薄くなっていればOK。
シミがあまり取れない場合は、①から再度。 - 仕上げに、いつも通りに洗濯機で洗えば完了です。
トマトソースや焼肉のたれのシミの落とし方
ナポリタンやミートソースのようなトマト系のパスタは、飛びはねに注意を払わらないといけない食べ物ですね。
とくに子どもの洋服についている確率ナンバー1のシミです。
トマトソースや焼肉のたれを落とすには、メイク落としのクレンジングオイルが最強です！
- クレンジングオイル（メイク落としのオイルタイプ）
- 洗面器
- シミの部分にクレンジングオイルをかけ、指でたたいていきます。
- ぬるま湯を入れた洗面器の中で、シミ部分をもみ洗いします。
- 完全に落ちなくても、薄くなっていればOK。
シミがあまり取れない場合は、①から再度。 - 仕上げに、いつも通りに洗濯機で洗えば完了です。
ファンデーションのシミの落とし方
帽子のおでこの部分についてしまうファンデーションのシミ。
また服を脱ぎ着するときにもついてしまうけど、意外と落ちにくいので困ってしまいますね。
ファンデーションのシミを落とすには、やはりクレンジングオイルが最適です。
それに食器用洗剤を足せば、最強になります。
- クレンジングオイル（メイク落としのオイルタイプ）
- 食器用中性洗剤
- 洗面器
- シミの部分にクレンジングオイルをかけ、指でたたいていきます。
- 同じ場所に、今度は食器用中性洗剤をかけ、同じくたたいていきます。
- ぬるま湯を入れた洗面器の中で、シミ部分をもみ洗いします。
- 完全に落ちなくても、薄くなっていればOK。
シミがあまり取れない場合は、①から再度。 - 仕上げに、いつも通りに洗濯機で洗えば完了です。
シャツの襟やそで口の黒ずみ汚れの落とし方
毎日普通に洗濯しているのに、エリやそで口の黄ばみ＆黒ずみは濃くなっていきませんか？
洗濯ハカセの神崎健輔先生も仰っていましたが、襟やそで口の汚れは皮脂汚れのため、食器用の洗剤が最も良く落ちます。
- 食器用中性洗剤（柑橘系の成分が入ったものがおすすめ）
- 洗面器
- スポンジ
- シミの部分に食器用中性洗剤をかけ、スポンジでこすりすぎない程度に洗っていきます。
- 40℃位の温かいお湯を入れた洗面器の中で、シミ部分をもみ洗いします。
- 仕上げに、いつも通りに洗濯機で洗えば完了です。
血液のシミの落とし方
ケガや鼻血、女性の日などでも血液が付いてしまうことがありますよね。
血液専用の洗剤がよく売られていますが、わざわざ買わなくても、食器用洗剤できれいに落ちます。
- 食器用中性洗剤
- 洗面器
- シミの部分に食器用中性洗剤をかけ、指でたたいていきます。
- 水かぬるま湯を入れた洗面器の中で、シミ部分をもみ洗いします。
- 完全に落ちなくても、薄くなっていればOK。
シミがあまり取れない場合は、①から再度。 - 仕上げに、いつも通りに洗濯機で洗えば完了です。
血液が付着して間もない場合は、お湯で洗うと血液が固まって落ちにくくなるため、水洗い、またはぬるま湯（30℃以下）で洗うようにしましょう。
油性ボールペンのシミの落とし方
うっかりペン先を出したままワイシャツの胸ポケットに入れてしまうと、インクがにじんでシミになってしまいますよね。
油性ペンの油分は、アルコールに溶けやすい性質があるので、消毒用アルコール、または除光液を使います。
- 消毒用アルコール、または除光液
- 食器用中性洗剤
- 洗面器
- キッチンペーパー
- シミの裏側にキッチンペーパーを敷きます。（インクを他部分に移さないため）
- シミの部分に消毒用アルコール、または除光液をかけ、軽くたたきます。
- 同じ場所に、今度は食器用中性洗剤をかけ、同じくたたいていきます。
- ぬるま湯を入れた洗面器の中で、シミ部分をもみ洗いします。
- 完全に落ちなくても、薄くなっていればOK。
シミがあまり取れない場合は、①から再度。 - 仕上げに、いつも通りに洗濯機で洗えば完了です。
泥汚れの落とし方
とにかく落ちない！と、最も多くの人々がサジを投げた「泥汚れ」。
意外にも、固形石鹸さえあればあっという間に解決します。
- 固形石鹸（ウタマロなどの洗濯用）
- 生地が濡れている場合は、カラカラになるまで乾かします。
- 乾いたら、生地を叩いて砂をほろい出します。
- 汚れ部分に、ぬるま湯で濡らした固形石鹸を塗り込みます。
- 熱めのシャワーで、洗い流して下さい。
- 再度石鹸を塗り込みます。
- そのままいつも通りに洗濯機で洗えば完了です。
泥汚れは、時間がたつとビクとも落ちなくなりますよね・・・。
時間がたっている場合には、以下の方法をトライしてみ下さい。
- 弱アルカリ性粉末洗剤 5g
- 洗面器
- 40℃のお湯1Lあたり、弱アルカリ性粉末洗剤5gを加え、20～30分ほど漬け置きします。
- つけ置きしたら、汚れ部分をもみ洗いします。
- 仕上げに、いつも通りに洗濯機で洗えば完了です。
おすすめのシミ落としアイテム4選！
シミ落としには、さまざまなタイプの洗剤が売られていますが、ひとつあるだけで安心できる、オールマイティなものを選ぶと良いでしょう。
選ぶべきポイントは以下の2つです。
①全てのタイプのシミに対応できる
前の章でご紹介したような様々なタイプのシミは、「水性のシミ」だったり「油性のシミ」だったりしますが、どちらもまんべんなく落とせる洗剤を選んでおくと、使い勝手がよく、深く考えなくても良いので便利です。
②使い方が簡単なもの
シミ落としの下準備、シミ落としの手順なんて、メンドクサイですよね。
やはり道具なんて必要なく、ただ塗ってなじませるだけでOKな洗剤があればラクですし、手間もかからずにシミ抜きができれば最高です。
ここでは、上記2つのポイントをクリアした、おすすめのシミ落としアイテムをご紹介します。
シミ抜き洗剤「スプレータイプ」ならコレ
オキシクリーン マックスフォース（グラフィコ）
コストコ＆主婦に人気の酸素系漂白剤「オキシクリーン」ですが、こちらは同シリーズのシミ抜き洗剤です。
洗濯前にシュッとひと噴きして洗濯機にポイっとするだけで、濃密ジェルがガンコなシミや汚れを落としてくれます。
泥汚れ、油汚れ、血液汚れなど、とにかく幅広い汚れに対応してくれる優れものです。
ワイドハイターEXパワー ガンコなシミ用（花王）
「ワイドハイター」といえば酸素系漂白剤でおなじみですが、こちらはガンコなシミ汚れに特化した、シミ抜き専用洗剤です。
シミにスプレーすると濃密な泡が布に密着し、普通の洗剤だけでは落ちなかった汚れを分解して落としてくれます。
色柄ものにも安心で、洗ったあとは抗菌効果が続いてくれますので、毎日使うことも可能です。
シミ抜き洗剤「リキッドタイプ」ならコレ
エコベール ステインリムーバー（エコベール）
ベルギー生まれのこだわり自然派洗剤「エコベール」の染み抜き洗剤です。
ダブル酵素配合で、襟そで汚れや食べこぼしにもパワフルな効果を発揮してくれます。
先端にブラシがついているので、洗面所でそのまま塗布し、洗濯機にポイっとするだけです。
自然でやさしいラベンダーの香りは好評です。
シミは時間が勝負！染み抜き洗剤を携帯しよう！
衣類のシミ取りペン 携帯用（アイメディア）
ペンのようなサイズで、ポーチやバッグにも収納しやすく、外出先でのいざというときに強い味方になってくれます。
使い方は、ペンでシミを叩き込むだけ。
幅広いシミ汚れに対応できるオールマイティーな洗剤なので、これで応急処置したあと、家でいつも通りに洗濯すれば完璧です。
おわりに
シミになってしまった汚れでも、丁寧に順序よく対処すれば、きれいに落ちるものもたくさんあります。
ご紹介したシミ落とし方法は、必要なものは家にあるものばかりですので、ぜひすぐにでもトライしてみて下さいね！
