マスクが暑い。蒸れて息苦しい・・・。
気温が高くなるにつれて、このような悩みを抱いている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、マスクの蒸し暑さを激減させる方法の数々を、一挙ご紹介いたします!
マスクが蒸し暑い!その対策法とは?
マスクが暑い。
感染症予防のためとはいえ、暑い季節にマスクはキツいものがありますね。
マスクを着けること、自分の吐息がマスク内に充満し、まるで蒸し風呂状態。
余計に息苦しさを感じて辛いと思います。
暑くてもマスクを外せない場合、どのような対策があるのかご紹介していきます。
ハッカ油で科学的にクールダウン
「ハッカ」というと、飴のイメージがあるかもしれませんね。
ガムや歯磨き粉のようなミントの香りが特徴で、いわゆるアロマオイルと同じものです。
ハッカやミントの香りは、人体の神経細胞に冷感を引き起こす化学物質が1200種類以上も含まれており、涼しい感覚を生じさせてくれます。
ハッカが入ったお菓子を食べると、口の中が冷たく感じるのはそのためです。
ちなみに、ハッカの香りのかゆみ止めや、リップクリームなどでもわかるように、皮膚表面でも冷感を生じさせます。
すなわち、ハッカ油のクールな香りをマスクにシュッとひと吹きすることで、スース―鼻に届いて、マスク内がより涼しく快適になるということです。
またハッカの香りは、心を冷静にさせ、思考もクリアになって集中力が高まり、眠気も覚ましてくれるという嬉しい効果もあります。
冷感マスクを使う
夏にふさわしい「冷感素材」で作られたマスクが販売されています。
涼しく爽やかなつけ心地で、通気性抜群、長時間でも蒸れのストレスが軽減されます。
洗っても乾きやすいので夏には最適ですね。
今のうちに、真夏でも快適に使える冷感マスクを確保しておいてはいかがでしょうか。
冷感マスクカバーをかぶせる
布マスクよりも、使い捨ての不織布マスクを使いたい人もいると思います。
その場合は、上記のような冷感素材で作られたマスクカバーが販売されています。
いつもの使い捨てマスクにかぶせるだけで、ひんやりさらさらと涼しいマスクになります。
穴あきマスクを使用する
口の部分がオープン構造で、蒸れずに快適に使えるマスクが販売されています。
マスクをすると口呼吸になりやすい傾向にありますが、口部分が大きく開くため、吐き出した空気の蒸れによる不快な暑さを激減します。
マスク特有の閉塞感が少ないため、運動時でも呼吸が非常に楽ですので、おすすめです。
保冷剤より軽い・柔らかい!冷却ジェルマスク
保冷剤入りマスクが売られていますが、「重い」のでマスクがずり落ちてくる、固いのでマスクが変形して恥ずかしい、といった報告がよく見られています。
そこで冷却ジェルは、柔らかなシャーベット配合でやさしく顔にフィットし、冷却持続時間の長さと軽さを両立させ、保冷剤よりもワンランクアップしたマスクとして、いま新たに注目されています。
手作りマスクの生地を変える
手作りによる布マスクを活用している人も多いと思います。
夏の時期は、布マスクも夏仕様にして、暑さ対策をしてみるのもおすすめです。
バフ・ネックゲイターを使う
バフ(BUFF)とは、ネックウォーマーのような筒型形状をした、多機能の布アイテムです。
マスクの代用品として、京都大の山中伸弥教授が発信したことで大きな注目を集めていますね。
もともとはランナー、スキー選手、自転車競技、トライアスロン、山岳ガイドなど、様々なジャンルのアスリートに愛用され続けているものです。
形状の特性から、スポーツ時でも息苦しさを感じにくく、長時間着用していてもストレスがないように工夫が施されています。
また夏用に吸汗速乾性に優れた特殊な素材もあるので、つけ心地も軽やかに、呼吸もマスクに比べて格段に楽です。
外したい時は首元でたるませておくこともできるので、マスクのようにいちいちポケットにしまわなくてもいいメリットもあります。
マスクをはずす時間を作る
誰もが暑さのために、苦しい呼吸から逃れるため、マスクを外したくなりますね!
自分の吐息による蒸れが放出されないと、体感温度も高くなっていき、熱中症の危険も高まっていきます。
ときどきマスクを外して、マスク内のこもった蒸れを解放するようにしましょう。
自室にいる時はもちろん、仕事の休憩時間、周囲に誰もいないときなど・・・。
マスクをしていなくても問題がない時間は、すぐに外して換気するように意識してみて下さい。
やむを得ず外せない場合は、ときどきマスクをつまんで下から換気するでも構いません。
とくに暑い夏の季節ですから、蒸れによってマスク内の雑菌が繁殖しやすくなり、それらを防ぐためにも、やはりこまめな換気が必要ということです。
ハンディファンを使う
マスクを外した際、ハンディファンを口元や首元に当てると、あっという間に爽やかな冷気が体を走り抜け、涼しくなります。
外出先で休憩するときなど、カバンに忍ばせておくと大変重宝するのでおすすめします。
マスクによる熱中症に注意
マスクを着用していると、のどの渇きを感じにくい傾向があり、無自覚のまま脱水症状に陥る危険があります。
またマスクを着けているため、水分を取ることそのものが億劫になりやすいです。
脱水状態になると免疫機能が低下するため、熱中症にならずとも、ウィルス感染のリスクが高くなります。
のどが渇かなくても、こまめに水分を補給するようにしましょう。
また前述したように、マスク内の換気をこまめにするのも効果があります。
自分の生命を守るために、熱中症にならない備えをしていきましょう。
おわりに
ハッカの香りや素材、アイテムなどによって、マスクの暑さを放出させたり、マスク自体の息苦しさを解放できることがわかりました。
夏の厳しいマスク生活の中で快適に過ごすのは結構大変ですが、わたしたちはこうした変化に対応しなければならないのです。
涼しさアップのための知恵を生かして、少しでも心明るくこの夏を乗り越えていきましょう!