2025年 池上本門寺お会式・日程と開催時間は?御朱印や屋台情報、交通規制についても紹介します

東京都大田区にある池上本門寺で、お会式(おえしき)と呼ばれるお祭りが今年も盛大に行われます。

賑やかで幻想的な万灯練り行列など、見どころ盛りだくさんです!

今回は、池上本門寺お会式についてご紹介いたします!

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池上本門寺お会式とは?

池上本門寺お会式1

出典;http://honmonji.jp

東京・池上本門寺で毎年10月に行われる『お会式(おえしき)』は、日蓮宗の開祖・日蓮聖人にちれんしょうにんのご命日を偲ぶ大法要です。

全国各地の日蓮宗にちれんしゅう寺院で営まれますが、聖人がこの地で入寂にゅうじゃくされたことから、本門寺のお会式はとりわけ盛大さで知られています。

なかでも必見は、12日の夜に繰り広げられる万灯練り行列まんどうねりぎょうれつ

色とりどりの造花で飾られた万灯が、夜桜のように光と揺らめきを放ちながら町を進む姿は圧巻!うちわ太鼓の音が鳴り響き、境内と街は夜遅くまで熱気に包まれます。

お会式は本来、厳粛な仏教行事ですが、信仰とともにお祭りとしてのにぎわいも楽しめるのが魅力です。

毎年40万人以上の人々が全国から訪れ、屋台や人々の活気も加わって、本門寺は3日間にわたり大きな祝祭の雰囲気に包まれます。

歴史と宗教的な荘厳さ、そして江戸っ子気質のお祭り心が融合した、日本ならではの伝統行事をぜひ体感してみてはいかがでしょうか。

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池上本門寺お会式の歴史

池上本門寺のお会式は、今から730年以上も前、鎌倉時代後期に始まった由緒ある法要です。

日蓮宗の開祖・日蓮聖人は、弘安5年(1282年)10月13日にこの地で61歳の生涯を閉じられました。

その入滅の際には大地が震え、季節外れの桜が一斉に咲いたと伝えられています。

この不思議な出来事は『御入滅桜ごにゅうめつざくら』として語り継がれ、今もお会式で欠かせない象徴となっています。

以来、日蓮聖人のご遺徳をしのび、その教えを受け継ぐために始まったのがお会式です。

730年もの間、途絶えることなく営まれてきたこの行事は、池上本門寺を中心に全国へと広まり、多くの信徒や人々に親しまれてきました。

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2025年 池上本門寺お会式の日程・開催時間など

今年の池上本門寺お会式は、
10月11日(土)〜13日(月・祝)の3日間行われます。

お祭りの簡単な情報をまとめました。

池上本門寺お会式(2023年)
日程2025年10月11日(土)〜13日(月・祝)※毎年同日
開催時間・11日(土)11:00〜
・12日(日)10:00〜(万灯練供養18:00〜23:00頃)
・13日(月・祝)7:40〜
開催場所池上本門寺
料金無料
住所東京都大田区池上1-1-1
お問合せ03-3752-2331(池上本門寺)
公式HP池上本門寺
駐車場無し

▼会場となる池上本門寺の地図はこちらです。

雨天時の場合は?

屋外で開催される「万灯練り行列」ですが、雨天決行です。

催しの実施の判断については、最新の情報を随時更新してお知らせしてくれるそうですので、お出かけ前にチェックしてみて下さい。

問い合わせTEL:03-3752-2331(池上本門寺)

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池上本門寺お会式のスケジュール

池上本門寺でお会式が行われる3日間、本堂である「大堂」を会場に、宗祖報恩法要しゅうそほうおんほうようが厳かに営まれます。

この法要は、日蓮宗の開祖・日蓮聖人のご遺徳に報い、その教えに感謝を捧げる大切な儀式です。

お会式の中心ともいえる行事で、多くの僧侶や信徒が集い、読経や祈りを通じて聖人の遺志を偲びます。

ここでは、その宗祖報恩法要の日程とスケジュールをご紹介します。

10月11日(土)

10月11日(土)
  • 11:00〜
    歴代聖人並びに池上法類いけがみほうるい池上先師報恩いけがみせんしほうおん法要(大堂)

    先人たちへの感謝と敬意を表す重要な法要です。

  • 12:30~13:30
    お会式の法話「池上のこと」(大堂下大広間)

    誰でも聞くことができます。池上の歴史やお会式の意義についてわかりやすく解説されます。
    ※過去のテーマです。2025年の情報が入り次第加筆します。

  • 14:00~
    納経のうきょう十種供養式法要(大堂)

    写経などを納めて供養する法要で、信仰を深めるために欠かせない儀式です。

この日の行事は仏教の伝統を感じられる荘厳なものですが、誰でも参加・拝聴が可能です。

歴史ある池上本門寺のお会式の始まりを間近で体験できる貴重な機会となっています。

10月12日(日)

10月12日(日)
  • 10:00~
    宗祖御更衣しゅうそごこうえ法要(大堂)

    日蓮聖人の御衣を夏物から冬物に着替える、厳かな儀式です。

  • 12:30~13:30
    お会式の法話「あらためて問う、伝統仏教の将来」(大堂下大広間)

    誰でも聞くことができます。現代社会における伝統仏教のあり方や未来について解説されます。
    ※過去のテーマです。2025年の新しい情報が入り次第加筆します。

  • 14:00〜翌4:00
    宗祖報恩御逮夜しゅうそほうおんおたいや法要(大堂)

    誰でも自由に参加できます。信徒が唱題(南無妙法蓮華経の題目)を唱えながら、夜通し聖人のご恩に報います。

  • 18:00〜23:00
    万灯練供養まんどうねりくよう

    池上徳持会館から本門寺までの約2キロの道のりで、約3000人の参加者による「万灯練り行列」が行われます。
    YouTubeチャンネルで中継も(19:00~23:00頃)

万灯練り行列のルートはこちらにジャンプ⇒

10月13日(月・祝)

10月13日(月・祝)
  • 7:00〜
    宗祖御入滅御正当しゅうそごにゅうめつごしょうとう法要(特別説教・臨滅度時りんめつどじ法要)(大堂)

    日蓮聖人が入滅された瞬間を偲び、特別説教と共に「臨滅度時りんめつどじの鐘」を打ち鳴らす厳粛な法要です。
    YouTubeチャンネルで中継も(7:00〜8:30頃)

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万灯練り行列のルートについて

午後6時頃に、池上徳持会館を出発点とし、約2キロの道のりを提灯を手にした僧侶や信者たちが池上本門寺まで練り歩きます。

この行列は、池上の街中の池上通りや参道を通り、本門寺の総門や此経難持坂しきょうなんじざかの96段の石段を上って本門寺境内に入ります。

出発地点池上徳持会館(18:00頃)
練り歩くルート池上通りを通って新参道へ、本門寺総門をくぐる
途中総門から仁王門に続く「此経難持坂しきょうなんじざか」の96段石段を上る
(石段を登る際は左側一方通行。行列は右側を通過)
到着地点池上本門寺本殿前の休憩所
ルートの距離約2キロ
見どころ・提灯が一斉に灯る幻想的な光景
・本門寺の荘厳な門をくぐる瞬間
・石段を登る場面

また、大森方面西馬込方面から出発する別の複数の万灯通行ルートがあり、それぞれが池上通りで合流し、本門寺へ向かう形となっています。

万灯練り行列は深夜まで続き、街を明るく照らしながら荘厳でにぎやかな雰囲気を作り出します。

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池上本門寺お会式の見どころは?

池上本門寺お会式の見どころをご紹介します。

熱気溢れる「万灯練り行列」

池上本門寺お会式の見どころはやはり、万灯練まんどうねり行列」ですね!

10月12日の夜に行われるこの万灯練り行列は「万灯練供養まんどうねりくよう」とも呼ばれ、全国的にも有名で、一番のハイライトになります。

日蓮聖人にちれんしょうにんが入滅される時、大地は震動し、時ならぬ桜の花が咲いたという故事になぞらえて造られた、美しい万灯の数々。

その万灯をかかげる講中の人々の、「何妙法蓮華経なむみょうほうれんげきょう何妙法蓮華経なむみょうほうれんげきょう…」というお題目を唱える声が、うちわ太鼓の音とともに、数千坪の広い池上本門寺境内の闇に怒涛のように響き渡ります。

威勢のいいハッピ姿の若者たちが、くるくるとまといを振り回し、万灯練り行列は涼しい秋の夜空の下、次々と境内に入ってきます。

賑やかなうちわ太鼓の音、鉦の響き、独特の掛け声…

境内には数十万の見物人も押し寄せ、まさに夜桜見物のような騒ぎ!

こうして万灯が境内に到着するにしたがってお祭りの興奮は高まり、夜遅くまでお祭りは続きます。

バリエーション豊富な「屋台」

池上本門寺お会式屋台1

出典;https://twitter.com

お祭りといえば、やっぱり欠かせないのが屋台のにぎわい。

池上本門寺お会式では、屋台を目当てに訪れる方も多いと思います。

というのも、このお会式ではなんと400~500軒もの屋台が並ぶといわれており、定番の屋台グルメはもちろん、B級グルメや各国料理まで幅広く楽しめるからです。

さらに沿道の飲食店も特別メニューを用意しており、本格的な味を堪能できるのも魅力のひとつです。

なかでも12日の夜に行われる「万灯練り行列」に合わせて、屋台の数も種類も最高潮に達します。

他ではなかなか見られないユニークなグルメも登場し、池上本門寺お会式ならではの楽しみが広がります。

そのため、屋台をメインに楽しみたい方には、断然12日の夜の訪問がおすすめです。

なお、ピークを過ぎた13日には出店が大幅に減ってしまうので注意しましょう。

池上本門寺お会式屋台2
出典;https://twitter.com

屋台は「池上駅前」から本門寺までの参道沿い、そして境内にずらりと立ち並びます。

おすすめの一品は「B-1グランプリ」で優勝した「白コロホルモン」

さらに本堂近くのラーメン屋台「ワンタンメン」は毎年早々に売り切れるほど人気です。

もちろん、食べ物だけでなく、射的やくじ引きといった遊戯系の屋台も充実しています。

お会式では、にぎやかな屋台めぐりもぜひ存分に楽しんでみてくださいね。

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池上本門寺「御朱印」のもらい方

池上本門寺お会式御朱印

出典;https://ameblo.jp

近年は御朱印ごしゅいんを集める方が増えていますね。

御朱印とは、そのお寺に参拝した証として授与されるものです。

池上本門寺では、御朱印帳を持参した方には「御朱印」、そして日蓮宗の寺院専用の御首題帳を持参した方には「御首題ごしゅだい」をいただくことができます。

お会式の期間中は、通常とは少し異なり、「お会式」と記された特別な御朱印・御首題が授与されます。

また、「新しく御朱印帳や御首題帳を購入したい」という方は、仁王門と大堂のあいだにある池上本門寺総合案内所で購入可能です。

境内マップを参考にして場所を確認してみてくださいね。

池上本門寺境内マップ

出典;https://honmonji.jp
画面クリックで拡大します
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アクセス・駐車場について

池上本門寺へのアクセス方法をご紹介します。

電車の場合

  • 東急池上線「池上駅」下車、徒歩10分
  • 都営浅草線「西馬込駅」下車、徒歩12分
  • JR京浜東北線「大森駅」より、池上駅行きバス(20分)「本門寺前」下車、徒歩5分

お会式の日には、参道から境内にかけて多くの屋台が立ち並んでいます。お祭りの雰囲気を楽しみたいなら「池上駅」を利用するのがおすすめです。

当日は大変混雑しますので、時間にゆとりを持ってお出かけください。

車の場合

お会式当日は、例年広い範囲で交通規制がかかり、多くの参拝客や観光客で大変混雑します。

臨時駐車場も用意なく、マイカーによる参詣はおすすめしません。

池上本門寺周辺には有料駐車場がいくつかありますが、台数には限りがあります。

どうしても車で訪れる際は、早めに駐車場所を確保しておくことをおすすめします。

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交通規制について

2025年の交通規制図はこちらをご覧ください。

※過去の交通規制図です。2025年の交通規制図が発表され次第差し替えます。例年変わりありませんのでご参照下さい。

池上本門寺お会式2023交通規制
出典;https://honmonji.jp
画像クリックで拡大します
  • 10月11日(土)10:00〜22:00頃 
  • 10月12日(日)10:00〜0:00頃 (万灯練り行列終了まで)
  • 10月13日(月・祝)10:00〜22:00頃

12日の「万灯練り行列」の際には、ピンク色で囲まれた広いエリアが交通規制の対象となり、その規制は深夜まで及びます。

来場の際は規制区間には近づかず、係員や案内表示に従って通行してください。

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おわりに

厳かな仏教行事の中で、うちわ太鼓や鉦、横笛の独特のリズムが鳴り響き、花で飾った万灯の行列が次々と練っていきます。

そしてその賑やかさに拍車をかけるようないくつもの種類の屋台で、池上の街はお祭り一色に包まれます。

日蓮宗の宗祖「日蓮聖人」をとむらう万灯供養は、こうして盛大に繰り広げられます。

ぜひ、楽しんで来てくださいね。

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