習い事ランキング!その費用は?子供から大人まで、男女別に紹介します

大人になってから「あの習い事をしたかった」と思うことはありませんか?

習い事は、子ども時代からさせてあげたいですね。

幼児期から習い事をさせている割合は約半数ですが、大人になってからも習い事を始める人も多いです。

そこで、大手通信教育業社や販促メディアの調べによるデータを集計し、人気の子供・大人の習い事ランキングとかかる費用について調べました。

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子どもの習い事ランキング

バレエ女の子

子供は、習い事を通じて「継続する力」「努力の大切さ」を身に付けることが出来るといわれています。

もっとうまくなりたい、もっと褒められたい。

そんなやる気が、人間らしさ、向上心、集中力を高めることができるのです。

他のお友達よりも得意なことがあるという自信は、大人になっても生かされていくでしょう。

幼児期~中学生まで、男女別で、習い事ランキングをご紹介します。

幼児期

幼児お絵かき

習い事を始める年齢は、4歳からが一番多く、約半数が習い事をしています。

英語や音楽、運動を自然に習得できる限界として知られる「臨界期」ですが、その年齢は4歳頃といわれています。

ランキングを参考に、習い事を検討してみてください。

男の子女の子
1位スイミングスイミング
2位体操ピアノ
3位英語体操
4位サッカー英語
5位幼児教室幼児教室

男女ともに、水泳は人気です。
小さいうちに水嫌いを克服させたい、体を強くさせたいという思いがあるようです。

また、体力だけでなく精神・知性・身体の成長を促す体操教室を選ぶ方も多いようです。

一方、幼少期の早期教育として、英語幼児教室などの知能教育も根強い人気です。

小学生

水泳子供2

小学生は、約8割が習い事をしており、4人に1人が2つの習い事を掛け持ちしているとの調査結果でした。

なかには4つや5つ掛け持ちをしている子も少なくなく、小学生の放課後はなかなか忙しそうです。

運動能力は「ゴールデンエイジ」と呼ばれる9~12歳頃までに運動することによって、著しく向上するといわれています。

男の子女の子
1位スイミングピアノ
2位英語スイミング
3位英語
4位体操習字
5位ピアノダンス

幼児も小学生も「水泳」の実施率が高いですね。

また幼児の習い事と違って、初めて「塾」が登場しました。

高学年になると、保護者主体で運営されているスポ少に入る子も多く、習い事となると学習系が増えていくようです。

6位以降は、そろばん、空手、サッカー、バレエ、テニス、合気道、チアリ―ディング、硬筆、絵画教室、和太鼓、レゴ、ロボット教室など、小学生の習い事の種類は多岐にわたっています。

中学生

ホワイトボード

中学生は、約6割が習い事をしています。

勉強や部活動や忙しくなり、習い事を辞めることが多いようです。

男の子女の子
1位
2位英語ピアノ
3位通信教育英語
4位武道習字
5位サッカー通信教育

男女とも、習い事の約4割が「塾」です。その他の習い事も減少しています。

高校受験に向けて、勉強に割く時間が増えていくようです。

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子どもの習い事の平均費用

習い事別!平均月謝一覧

月謝袋

子どもの習い事にかかる毎月の費用はどれくらいになるのでしょうか。

地域や教室によってさまざまですが、習い事別の平均月謝額をご紹介します。

習い事平均月謝その他にかかるもの
スイミング6,500円入会金、スクールバス代、道具代
英語教室7,500円入会金、教材費
ピアノ7,000円入会金、教材費、発表会費(個別指導の場合)
体操5,000円入会金、保険加入費、ユニフォームなど道具代
習字4,000円習字道具代
そろばん5,000円入会金、そろばん代
ダンス6,000円入会金、発表会費
サッカー5,500円入会金、遠征費用、合宿費用、ユニフォームなど道具代
バレエ11,000円入会金、発表会費用、レオタードやバレエシューズなど道具代

習い事の平均予算

カレンダーとお金

近年の親御さんたちは、1人の子どもの習い事に毎月いくらくらいお金をかけているのでしょうか?

ここでは、ベネッセ教育総合研究所の調べによる習い事の平均予算をご紹介します。

習い事の平均予算(毎月)
  • 幼児期  5,300円 /月
  • 小学生 12,800円 /月
  • 中学生 18,400円 /月

小学生の場合、平均的な習い事の数は2つ以上です。

中学生になると、塾にお金をかける割合が増えていきます。

このように、年齢が上がるにつれて習い事への出費も増加していきます。

今から計画的に考えながらできる準備を始めておく方がよさそうですね。

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東大生がしていた習い事

天才女の子

東大生は子ども時代に一体どのような習い事をして、優れた学力を手にしたのでしょうか?

東大家庭教師友の会の「東大生202人に実施したアンケート」によると、このようなものでした。

東大生が過去にしていた習い事
  • 1位 水泳(65.8%)
  • 2位 ピアノ(56.4%)

このベスト2は、ひときわ群を抜いていますね。

この項では、水泳とピアノが科学的にも推奨されている理由を解説します。

水泳

水泳子供

水泳は体を鍛えるだけではなく、他にも様々な効果があることをご存知でしょうか?

体力と免疫力の向上

水泳は呼吸が制限された水の中で全身運動するため、体力が自然と身についていきます。

また全身を使った有酸素運動のため、免疫細胞が活性化され、次第に基礎体力がつき、体が丈夫になっていきます。

さらに幼少期では適度な疲労感から夜の寝つきも良くなるというメリットも出てきます。

運動神経が強くなる

一般的に運動神経とは「バランス感覚・判断力・反応スピード」といわれています。

陸上のスポーツと違い、水泳は浮力によって普段使うことのないバランスを保とう神経が刺激され、全身でバランス感覚を養います。

さらに最大酸素摂取能力の向上とともに心肺能力も向上し、運動する上での体力と全身の筋肉をバランスよく鍛えることができます。

呼吸が制限された水の中で体の反応を察知し、瞬時に手足の動きと息継ぎをするタイミングを判断する力を養います。

姿勢が良くなる

背骨と腹筋が鍛えられるので、猫背対策にも効果的です。

また肩骨筋を伸縮することで肩の可動域が広がり、すでになってしまった猫背の改善も見込めます。

さらに姿勢のよさは頭脳への血流をよくするといわれ、学力向上につながります。

学力向上

水の浮力を使って体を動かすことは、脳の空間認知能を鍛えることになり、運動神経だけでなく、算数の図形問題が得意になるなど、頭脳の発達にも良い効果があります。

オーストラリアのグリフィス大学の研究データによると、スイミングに通う子どもは同年代の子に比べ成績がよく、数学関連の問題でも高成績、また自己表現力に優れ、読み書きや計算力でも高いスコアを出したという報告があったそうです。

喘息体質の改善

重度ではない限り、水泳は喘息改善に有効です。

水泳は酸素を大きく取り込みながら行う有酸素運動なので、最大酸素摂取能力をあげることで呼吸器を鍛えられ、リズムある呼吸法も体得することができます。

陸上で行う運動と違って水泳は湿度があるため、乾燥した空気で引き起こす喘息にも有効です。

ピアノ

ピアノ子供

ピアノを習っておきたかった、と思う大人は多いと思います。

東大生の2人に1人が習い事としてピアノの経験があり、

Q ピアノは脳の機能を向上をさせるうえで役立つと思うか思う(73%
Q 子どものうちにピアノを習うことはおすすめできると思うか思う(83%

と答えていますので、幼児期からであれば未来に向けた可能性は無限です。

ピアノを習うことによるメリットはこちらです。

脳そのものの活性化

ピアノの演奏は左脳、右脳をバランス良く使う必要があるため、その2つをつなぐ「脳梁のうりょう」が発達し、さらに小脳や海馬も発達していきます。

すなわち、ピアノの演奏は「視覚、聴覚、運動領域、脳の全領域」を総動員で使用するため、全身運動に匹敵する脳の活性化を促します。

HQが向上する

HQとは、「未来志向的行動力」(夢や目的に向かって適切に行動する能力)と、「社会関係力」(理性・思いやり・協調性を身に付けてうまく生きる能力)の2種類があり、つまり人間らしい人生を送るための能力のことです。

そのHQが、断トツに向上するという実験結果を出したのがピアノです。

ピアノは両手で微妙に違う指の動きをすることと、譜面を先読みして覚え後追いしながら弾くことが主な理由であると考えられ、片手で弾くピアニカや、両手の動きが違うバイオリンなどその他の楽器に明確な効果が見られませんでした。

すなわち、人生の成功に関係する全ての要素が、唯一「ピアノ」によって高めることができるということです。

外国語が得意になる

“L”と“R”、“B”と“V”などの、日本語にはない外国語の発音の違いを聞き取れる聴力は、英語を習得する上では必須ですが、その基礎をピアノによって身につけることができるという研究結果があります。

3年以上ピアノを習った子どもは、全く習った経験がない子どもと比べて、音の高低や質などの識別能力が優れており、外国語の発音にも適応しやすいという結果が見られました。

それは英語だけでなく今後多くの他国語を学ぶ時にも生かされることになり、将来において幅広い選択肢が得られる重要なスキルとなります。

精神の安定

注意欠陥障害(ADD)の療法として広く取り入れられている習い事がピアノです。

ピアノを弾く人は「不安、孤独感、うつ」に悩まされる割合が少ないという結果が示され、ストレスの緩和や自己肯定感の向上にも大きく寄与し、心の健康が改善されることが分かっています。

他の楽器の習得も容易になる

音楽の基礎知識を習得するので、ギターやバイオリンなど、他の楽器の習得も比較的容易になります。

ピアノから路線を変えたり、年齢が上がって友人とバンドを組んだりするときにも即戦力となるなど、生涯にわたって多様に楽しみ続けられるスキルとなります。

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大人の習い事ランキング

車大人

仕事を持ち、人生経験を積んだ大人だからこそ、新たに何かを学びたい。
子ども時代にできなかった習い事を、今始めたい。

そう思う方も多く、大人の習い事が増えています。

ここでは、大人ならではの人気の習い事を見ていきましょう。

社会人の人気ランキング

ヨガ

社会人の方々はどのような習い事をしているのでしょうか?

その人気の習い事ランキングを見ていきます。

男性女性
1位ゴルフヨガ
2位フィットネス料理教室
3位英会話フィットネス
4位料理教室英会話
5位テニス茶道

社会人の男性は、接待やコンペで職場の人とゴルフに行く機会が多いため、スコアに伸び悩んでいる方にゴルフはおすすめですね。
年齢を重ねても成長できることが実感できれば、仕事でもプライベートにおいても、自信につながります。

激しい運動が苦手な女性も始めやすいヨガは不動の人気ですね。
最近は、室温の高いところで汗をかくホットヨガや、太い紐にぶら下がりながら行う空中ヨガも流行っていますね。女性が鍛えにくいインナーマッスルが鍛えられます。

習い事をする理由や目的はさまざまながら、よりスキルアップや自分磨きを目的として選ばれる傾向にもあるようです。

習い事を始めるといつもの生活が一変します。

習い事に限りませんが、どんどん上達していく自分を発見するというのは、いくつになっても嬉しいものですね。

主婦の人気ランキング

ケーキ

大人でも、主婦の方は約半数が習い事を経験しています。

その理由は様々です。

  • 子どもがまだ小さいから、家でもできる趣味がしたい。
  • 子どもから手が離れたから、外でリフレッシュしたい。
  • 社会復帰のためのキャリアアップがしたい。
  • 社会との繋がりを持ちたい。

主婦に人気の習い事ランキングを見ていきましょう。

1位ヨガ
2位料理教室
3位ハンドメイド教室
4位ベビーマッサージ
5位資格講座

ヨガは、大人の女性には絶大な人気があるのですね。
家にこもってしまいがちな主婦にとっては、最高のリフレッシュになるようです。またヨガには心のやすらぎや安定が得られるといった効果があります。

料理が得意な主婦は、さらなるレパートリーを求め、料理教室に通うようです。
オーガニックな食材を使った料理教室や、ヘルシーなマクロビ料理を教えてくれる教室も増え、日々の家族の健康管理に役立てた献立の幅が広がっていきます。

資格講座は、資格を取得し、社会復帰を願う主婦に人気です。
子育てがひと段落し、ブランクのある再就職を望むなら、資格は間違いなく大きな武器になります。
家事と子育ての合間にコツコツと勉強に励み、資格取得を目指す向上心の高い主婦は、社会からのニーズが高いといわれています。

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おわりに

子どもの習い事は、多くの親御さんの関心事のひとつだと思います。

しかし親ができるのは、きっかけと好奇心を与えることだけで、あとは忍耐強く様子を見てみましょう。

親の志向が優先されがちですですが、焦って強制しようとする理由がありません。

なぜなら子どもが習い事が続け、幸福を得られるのは、自分で決めたことだけだといわれています。

子どもが壁に突き当たったときは、自分で考えられるきっかけとなる言葉がけを試みて下さい。

一方、大人にも、習い事に対する関心が高まりつつあります。

習い事には魅力がたくさんありますね。

子ども・自分のために、ぜひ自己投資をしてみてください。

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