餅の保存方法!冷蔵庫・冷凍庫・常温での保存期間も紹介します

余ってしまったお餅はどうしていますか?

冷凍保存する人も多いと思いますが、冷凍でなくてもさまざまな保存方法がありますよ!

今回は、お餅の保存方法と期間、カビ対策もあわせてご紹介いたします。

スポンサーリンク

餅の保存方法【冷凍編】

切り餅

お餅を長期保存するのに良く知られているのが「冷凍保存」です。

冷凍したお餅は、じょうずな解凍方法によってお餅の風味と食感を楽しみましょう!

冷凍保存の手順

  1. 餅を一個ずつラップで包む。
  2. フリーザーバックに入れ、空気を抜いて密封。
  3. 冷凍庫に入れる。

空気を抜くことで、冷凍焼けや臭い移りを防ぐことができます。

冷凍餅の賞味期限・保存期間

冷凍庫で保存したお餅は、1ヶ月程度は美味しく食べることができます。

また保存状態にもよりますが、冷凍焼けがなければ、1年位までは保存可能とされています。

ただし、保存期間が長ければそのぶん風味や食感が落ちていきますので、できる限り1ヶ月までに食べきるのがおすすめです。

冷凍餅の解凍方法

美味しいお餅の条件は、やはり「コシ」「のび」「柔らかさ」などの食感ですよね。

冷凍のお餅をうまく復活させるには、「水」と「空気」が重要です。

手軽に美味しく冷凍のお餅を食べるには、下記の2つの方法がおすすめです。

電子レンジで「柔らかいお餅」

  1. 冷凍餅をラップからはずし、水にくぐらせる。
  2. クッキングシートを敷いたお皿にのせる。
  3. 1個あたり50秒~1分加熱(500W)。

餅の状態やサイズによって加熱時間が違いますので、目を離さないようにご注意下さい。

オーブントースターで「パリっとしたお餅」

  1. 冷凍餅をラップのまま、電子レンジで約30秒加熱(500W)。
  2. ラップをはずし、フライパン用ホイルを敷いた天板に餅をのせる。
  3. こんがりと焼き色がつくまで焼く。

レンジで半解凍してから焼くのがポイントです。急がないなら自然解凍でも大丈夫です。

オーブントースターがない場合は、フライパンでもOKです。

スポンサーリンク

餅の保存方法【冷蔵編】

冷蔵庫のイラスト

1週間以内にお餅を食べるなら、冷蔵庫で保存することもできます。

個装を開けてしまった切り餅や、ついたお餅を保存する場合は、以下のやり方で冷蔵保存しましょう。

冷蔵保存の手順

  1. 密閉容器(タッパー)の中に、餅を重ならないように並べる。
  2. お弁当用アルミカップにチューブのわさび(からし)を入れ、餅と一緒に入れておく。
  3. 蓋をして、冷蔵庫に入れる。

わさびやからしには殺菌作用があり、また酸素を吸収してカビの発生を抑えくれる効果があります。

冷蔵した餅の保存期間

冷蔵庫での保存期間は1~2週間です。

餅につくカビは4℃でも発育してしまうため、1週間以上保存しておくなら、冷凍での保存がおすすめです。

水餅にして長期保存する方法もあります。

「水餅」とはその名の通り、水の中にお餅を入れて保存する、昔ながらの方法です。

水に漬けることで無酸素になるためカビの防止になり、冷凍しなくても長期保存が可能です。

また、柔らかいままつきたてのお餅のような食感が味わえるメリットがあります。

  1. タッパーやボウルの中に、餅を入れる。
  2. 餅が浸るくらい、たっぷりの水を入れる。
  3. 蓋かラップをして冷蔵庫に入れる。
  4. 毎日水をかえる。

冬場であれば常温でも可能です。昔の人はお正月の餅を水餅で常温保存し、その日食べる分を水から出して長く食べていたそうです。

お雑煮やお汁粉などにピッタリですので、ぜひ参考にしてみて下さいね。

水餅の保存期間

水餅にした場合の保存期間は、1ヶ月保存可能です。

毎日水をかえる手間がありますが、やわらかいまま美味しく食べられるメリットがありますので、冷凍よりも水餅での保存は今も人気があります。

スポンサーリンク

餅の保存方法【常温編】

カーテンと植物

餅は生ものなので、カビをいかに防ぐかということが重要課題ですよね。

常温の場合でも「湿気」「酸素」さえ注意すれば、常温でも保存することができます。

裏技!使い捨てカイロを使って餅を保存

使い捨てカイロ

メディアで紹介されてから話題になった、科学的な餅の保存方法です。

使い捨てカイロは酸素を吸収するので、カビの材料となる酸素を減らすことによって、カビの発生を抑えてくれます。

  1. 餅に焼酎を少し吹きかけ、密閉容器に入れる。
  2. 使い捨てカイロを揉まずに、密閉容器の蓋の内側に貼り付ける。
  3. しっかり蓋をして、冷暗所に保管する。

カイロで暖まってお餅が悪くならないのかな?

密閉容器の中は酸素が少ないため、カイロが暖まり過ぎることはありませんのでご安心下さいね。

使い捨てカイロで保存した餅の保存期間

保存期間は、1週間~10日前後とされています。

使い捨てカイロでの保存方法は、冷蔵庫でも保存可能です。

保存する際は必ず密閉容器を使用して下さい。
密閉されていないと、カイロが発熱してお餅が悪くなってしまいます。

かき餅にして保存

かき餅を干す

出典;http://dondonbashi.com

お餅を乾燥させたものを「かき餅」といいます。

お餅の保存方法とは少し用途が違うかもしれませんが、自然派おやつとして、焼いたり揚げたりして食べるととても美味しいのでおすすめです。

  1. 餅を薄く切り、天日干しで乾燥させる。
  2. カラカラになったら、埃がかぶらないよう紙袋に入れ、湿気のない場所で保存。

干し時間は、天候や餅の大きさにもよりますが、1~2週間程度が目安です。

表面にヒビが入るくらいになったら乾燥完了です。

カビが生えないよう夜は室内に取り込みましょう。

かき餅の食べ方

かき餅

オーブントースターやフライパンで焼き、しょうゆを塗る。

揚げ餅

180℃の油でカラリと揚げて、熱いうちに塩や青のりをまぶす。

とてもシンプルだけど、サクサクかき餅はやみつきになるほど美味しいよ!

かき餅の保存期間

保存期間は、半年~1年位です。

時間の経過とともにだんだんと飴色になっていきますが、問題ありません。

湿気対策に、紙袋の中に乾燥剤を一緒に入れておくと良いでしょう。

また、ジップロックなどの袋に入れて冷蔵庫で保存しておくのもおすすめです。

スポンサーリンク

おわりに

古くから親しまれている日本のお餅文化。

今では冷蔵庫や冷凍庫が普及していますので、より簡単に、お餅の風味や食感を損なわないまま長期間保存できるようになりました。

お正月で大量に余ってしまっても、自分に合った正しい保存方法で、長く美味しく楽しんでくださいね!

 

タイトルとURLをコピーしました