青竹踏みの効果をご存知でしょうか?
青竹踏みは、足つぼマッサージ並みに優れていることがわかっており、健康だけでなく、ダイエットにも美容にも嬉しい効果があるのです。
今回は、手軽にいつでも一人でもやれる「青竹踏み」の効果や、正しいやり方などご紹介いたします!
青竹踏みとは?
家でのストレッチは続かない、面倒くさい。いつも背中を丸くして過ごしてしまう・・・。
そういう方におすすめなのが、手軽に・いつでも・テレビを見ながらでも・一人でもやれる『青竹踏み』です。
青竹踏みとは、竹の器具を踏んで、自分の体重を利用して足裏をマッサージするという昔ながらの健康法です。
運動不足が気になる時に青竹踏みをするだけで、体中の血行を促し、末端の冷え症改善や、ダイエット効果など、さまざまな体質改善が期待できます。
ストレッチやトレーニングと違い、体に負荷がかかることもありません。
お金もかからず、忙しい人でも、運動が苦手な人でも、誰でもすぐに始められるとてもシンプルな健康法です。
青竹踏みの効果とは?
青竹踏みには、身体にとって嬉しい効果が驚くほどたくさんあります。
血行促進効果で冷え性改善
上半身に比べて下半身は、体温が5~6℃も低いです。
とくに足は血液を循環させる心臓から最も遠いため、血液が巡りにくく、冷えが強くなりやすいのです。
そしてこの状態こそが、「万病のもと」になってしまうのです。
そこで青竹踏みを行うことで、温かい血液が足元まで巡るようになり、冷え性を改善することができます。
青竹踏みで得られる効果のほとんどがこの血行促進効果によるものです。
免疫力アップ
血液の循環がよくなれば、NK細胞(免疫細胞)が活性化され、臓器の働きも免疫力もアップしていきます。
空気中にはさまざまなウイルスが浮遊しているため、免疫力がなければ、私たちはすぐに病に侵されてしまいます。
体の健康維持には免疫力が必要であり、外出せずともできる青竹踏みは素晴らしい健康法とされています。
美肌効果
血行促進により、新しい細胞を生み出す力が強まり、新陳代謝が活性化します。
新鮮な血液が行き渡ることで、顔色も明るくなり、シミ・シワ・くすみ・たるみ・ニキビなど、さまざまな肌トラブルの改善につながっていきます。
ダイエット効果
血行が促進されると新陳代謝が活性化し、少しの運動でも痩せやすい体質に変化していきます。
効率的にダイエットするためには、新陳代謝を上げることが重要ですので、青竹踏みを行って血液を供給することで効果が期待できます。
青竹踏みを続けることで体が温かくなって持続するようになりますので、それは血行が改善しているという証拠になります。
毎日青竹踏みの習慣をつけることが、ダイエットの近道になります。
むくみ改善
立ち仕事や椅子に座りっぱなしでいると、足がむくんで酷いときには痛みが伴う場合もあるかと思います。
足は体内の老廃物が溜まりやすく、常に血行が悪くなっています。
そこで青竹踏みを行うことで血行が良くなり、老廃物を流すデトックス効果があるとされ、つらいむくみ改善と予防に役立ちます。
血圧改善
内臓の異常は足の土踏まずのゾーンに現れると考えられており、そこを刺激することで臓器の圧迫が正され、血圧が下がると言われています。
また「足の裏は第二の心臓」といわれるほど細かい血管が集中しているため、青竹踏みを行うことでその場で血圧が下がることも少なくないようです。
血圧がなかなか下がらないと悩んでいる方は、ぜひお試しください。
疲労回復
自律神経の働きが整ってくるため寝付きがよくなり、質の良い睡眠がとれることで、疲労回復につながります。
寝る前に青竹踏みすることで、熟睡ができて朝すっきり目覚めることが期待できます。
認知症予防
足裏への刺激は、脳の血流が増え、脳に酸素や栄養がたくさん供給されることがわかっています。
つまり青竹踏みによる足裏の刺激は、脳の活性化に良いとされ、継続することで認知症の予防に期待ができると言われています。
腰痛改善
足と腰は神経とつながっているので、医学的にとても密接な関係があります。
そのため、整形外科や整骨院などでは腰痛患者に青竹踏みを勧められています。
また、腰痛や坐骨神経痛に効くツボが足の裏側にあることから、青竹踏みで足裏に適切な刺激を与えることで、腰痛を改善する効果が期待できます。
青竹踏みを毎日続けることで、腰や脚が楽になってくると勧められています。
頻尿改善
信州大学医学部泌尿器科の研究によると、頻尿に悩む人が青竹踏みを毎日2回(1回2分)を1ヶ月続けたところ、全体の尿量は変わらないまま排尿回数が減ったことがわかっています。
つまり、膀胱に多くの尿を溜められるようになったということです。
土踏まずにある膀胱と直腸のツボが、青竹踏みによって神経を介して膀胱などの臓器を活性化させたのではないかと考えられています。
また、青竹踏みによって足裏の神経が刺激されたことで血流が改善され、冷えと頻尿が改善されたとも考えられています。
青竹踏みのやり方
青竹踏みの踏み方はとても簡単!
しかし足裏にはいろいろなツボがあるからと、やみくもに踏んでは効果が半減してしまいます。
青竹踏みの効果的な踏み方をご紹介します。
①青竹を選ぶ
イボイボのついたプラスチック製は、痛みを感じやすいので避けたほうが良いです。
できれば天然竹が好ましいですが、100均のプラスチック製でも大丈夫です。
②青竹を踏む
つま先、付け根、土踏まず、かかと、というようにバランスよく踏んでいきます。
1日5分~10分程度踏むのが目安です。
朝に5分、お風呂上りに5分など、分けて踏むのが最もおすすめです。
無理なく継続することが重要になりますので、テレビを見ながら、音楽を聴きながら、新しい習慣のひとつとしてゆっくり続けてみて下さい。
ぼくは、朝と夜に歯磨きをしながら踏んでいるよ!
痛く感じる時は?
踏んでいるときに、「痛気持ち良い」と感じる程度がちょうどよいです。
もし竹に乗って痛い…という場合は、無理をせず、タオルなどを巻いて行っても良いでしょう。
また壁や手すりにつかまりながら、少しづつ体重をかけて踏むのもおすすめです。
ふらつく場合は、椅子に腰かけた状態で行っても大丈夫です。
青竹踏みをやり過ぎたらNGな理由
上でご紹介したように、踏むのが1日5~10分程度では、なんだか、物足りなく感じる人も多いのではないでしょうか?
しかし青竹踏みのやり過ぎにはデメリットがあり、それを考慮した上で「1日5~10分が目安」と推奨されているのです。
青竹踏みをやり過ぎると、主に以下の2つの逆効果を招くことになるようです。
①足裏の皮(角質)が分厚くなる
人の肌は刺激を繰り返すと、その刺激や衝撃に対抗しようと、角質を分厚くするようにできています。
角質が厚くなり硬くなると、青竹踏みの効果が神経まで伝わりにくくなっていきます。
これにより「回数が少ない」と感じてしまい、踏む回数も増えていき、さらに角質を分厚くしてしまうループに陥ってしまいます。
②膝に悪影響を及ぼす可能性がある
土踏まずへの刺激で全身の筋肉がこわばり、それによってふくらはぎにコリが生じ、膝を曲げることが困難になることも考えられます。
健康のためにと青竹踏みをやり過ぎることで、逆に不健康になってしまわないよう気を付けたいですね。
おわりに
足裏は「第2の心臓」ともいわれ、身体の各部位とつながっているとされる重要な場所です。
足の健康なくしては、体の健康は望めないということですね。
青竹踏みは、家庭でも簡単にかつ安全に行える良い方法ですので、いつもの生活の中のちょっとした時間を使って続けていきましょう!