2019年 春の高山祭・日程や駐車場は?からくり人形や屋台などの見どころも紹介します

岐阜県高山市の古い城下町で、春と秋に開催される高山祭。春は「山王祭」とも呼ばれ、梅、桜、桃が同時に咲き誇る華やかな風景とともに、見どころいっぱいの2日間です!今回はこの「春」の高山祭についてご紹介します。

 

 

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高山祭とは?

春の高山祭
出典;https://www.kankou-gifu.jp

岐阜県の北部、日本アルプスに抱かれた飛騨の中心都市である高山市。
この古い城下町で、年に2回、春と秋に開催されるのが高山祭です。

4月の春まつりは日枝神社の例祭で「山王祭」、10月の秋まつりは櫻山八幡宮の例祭で「八幡祭」と呼ばれています。

同じお祭りでも季節によって、また違う一面のお祭りを見ることができます。

特に春の高山祭は、梅、桜、桃が咲く見ごろの時期となるため、桜とともに楽しめる大変華麗なお祭りです。

このお祭りの中心は、なんといっても小京都・飛騨高山にふさわしい絢爛豪華な屋台です。
その華麗さは「動く陽明門」といわれるほどの芸術品です。

日本の三大美祭のひとつとして数えられる高山祭は、ユネスコ無形文化遺産にも登録されたことから、世界からも注目されているお祭りです。

春の高山祭は毎年全国から20万人以上が訪れ、春を彩る飛騨高山を楽しんでいます。

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高山祭の歴史

高山祭の起源は、飛騨を統治した戦国の武将「金森氏」の時代に始まったと言われていて、少なくとも300年以上の歴史をもっています。

屋台が火災や破損によって改修されるたびに、屋台造りの工匠たちが技が競い合い、屋台はますます絢爛豪華になっていきました。

それぞれ独自の美しさを競い合った飛騨の匠たちの思いは今でも継承され続け、高山の誇りとして大切にされています。

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2019年 春の高山祭の日程・開催時間など

今年の春の高山祭は、4/14(日),4/15(月)の2日間行われます。

お祭りの簡単な情報をまとめました。

春の高山祭(山王祭)(2019年)
日程 2019年4月14日(日)~4月15日(月)
開催時間 9:30頃~16:00頃(14日は21:00頃まで)
開催場所 日枝神社周辺
料金 無料
住所 岐阜県高山市城山156
マップ
お問合せ 0577-32-3333(高山市観光課)
公式HP 高山市公式観光サイト
駐車場 臨時駐車場あり

雨天時の場合は?

雨天、雨天が予想される場合は中止です。順延はありません。

雨天の場合でも天候によっては、各屋台が屋台蔵に入った状態を見られる場合もあります。

いずれも当日の天気の状況を見て、お祭りの主催者である年行司が最終決定します。
判断の結果は確定次第、こちらの公式HPで知らせてくれますので、お出かけ前にチェックしてみましょう。

 

 

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春の高山祭のイベント情報

春の高山祭が開催される2日間の中で、それぞれのイベントが開催されます。

2019年の春の高山祭の会場案内マップはこちらをご覧ください。

春の高山祭2019御巡幸順路図
出典;http://kankou.city.takayama.lg.jp
画像クリックで拡大します

4月14日(日)

14日(日)のイベントスケジュールを、開始時間順に解説します。

屋台曳き揃え
国の重要有形民俗文化財である山王祭の屋台11台が鑑賞できるチャンスです!
(大國台は修理中のため今年は公開されません。)

時間 屋台 場所
14日(日) 09:30~16:00 神楽台・三番叟・龍神台・石橋台 旅所前広場(高山陣屋前)
上記屋台以外の7台 神明町通り

 

からくり奉納(1回目)
三番叟・龍神台・石橋台によるからくり奉納が披露されます。人形とは思えないような巧妙なからくりが見どころです。

時間 屋台
場所
14日(日) 11:00~11:50 三番叟・龍神台・石橋台 旅所前広場(高山陣屋前)

 

御巡幸(祭行列)
総勢数百名の大行列が伝統の装束をまとい、お囃子や雅楽などを披露しながら町を練り歩きます。

時間 場所
14日(日) 13:00 日枝神社 出発
16:10 お旅所 到着

14日(日)御巡幸の順路マップはこちらです↓

春の高山祭2019御巡幸順路図
出典;http://kankou.city.takayama.lg.jp
画像クリックで拡大します

からくり奉納(2回目)

時間 屋台
場所
14日(日) 14:30~15:20 三番叟・龍神台・石橋台 旅所前広場(高山陣屋前)

 

夜祭
それぞれ100個もの提灯を灯した11台の屋台が町を巡り、伝統の曳き別れ歌「高い山」を歌いながら、各屋台蔵へと帰っていきます。

時間 場所
14日(日) 18:30~21:00 高山市街地(市政記念館前付近より出発)

夜祭の屋台の順路コースは、こちらの会場案内マップをご覧ください。

4月15日(月)

15日(月)のイベントスケジュールを、開始時間順に解説します。

屋台曳き揃え
国の重要有形民俗文化財である山王祭の屋台11台を鑑賞できます。
(大國台は修理中のため今年は公開されません。)

時間 屋台 場所
15日(月) 09:30~16:00 神楽台・三番叟・龍神台・石橋台 旅所前広場(高山陣屋前)
麒麟台・青龍台 本町一丁目
上記屋台以外の5台 さんまち通り

 

からくり奉納(1回目)
三番叟・龍神台・石橋台によるからくり奉納が披露されます。人形とは思えないような巧妙なからくりが見どころです。

時間 屋台
場所
15日(月) 10:00~10:50 三番叟・龍神台・石橋台 旅所前広場(高山陣屋前)

 

御巡幸(祭行列)
総勢数百名の大行列が伝統の装束をまとい、お囃子や雅楽などを披露しながら町を練り歩きます。

時間 場所
15日(月) 12:30 お旅所 出発
15:50 日枝神社 到着

15日(月)御巡幸の順路マップはこちらです↓

春の高山祭2019・15日御巡幸順路図
出典;http://kankou.city.takayama.lg.jp
画像クリックで拡大します

からくり奉納(2回目)

時間 屋台
場所
15日(月) 14:30~15:20 三番叟・龍神台・石橋台 旅所前広場(高山陣屋前)

 

 

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春の高山祭の見どころは?

屋台曳き揃え

秋の高山祭2
出典;http://yuamiya.co.jp

なんといってもお祭りの主役は、小京都・飛騨高山にふさわしい豪華絢爛な屋台です。

その数、春は12台。(今年は大國台が修理中のため11台となります。)

一位一刀彫(いちいいっとうほり)や春慶塗り(しゅんけいぬり)で知られる「飛騨の匠」たちが、精魂込めて作り上げた芸術品です!

その華麗さは「動く陽明門」と言われるほどで、国の重要有形民俗文化財にも指定されています。

見どころとしては、高山祭に使われる屋台が参道に並べられる「屋台曳き揃え」がおススメです。
曳き揃えは止まっているので写真撮影もできますし、参道に集結しているので、全ての屋台をじっくり鑑賞することができますよ。

からくり奉納

春の高山祭からくり人形
出典;http://bihuukei.blog.fc2.com

高山祭を全国的に有名にしているのは、なんといっても「からくり人形」ですね。

屋台にはそれぞれ名前が付けられていて、
春には「三番叟(さんばそう)」「石橋台(しゃっきょうたい)「龍神台(りゅうじんだい)」の3台が、お祭りの間、1日2回、からくり人形の演技を奉納します。

からくり人形は物を運んだり、置いたり、体を回転させたり、紙吹雪を散らしたりなど、次々に妙技を披露します。

まるでサーカスのように棒から棒へと飛び移る大技を披露すると、大勢の見物人の拍手と歓声で盛り上がります。まさに一瞬たりとも目が離せません。

外からは見えないのですが、からくり人形は8人の演者が36本もの糸を操って人形の動きを操作しているそうです。

300年以上の歴史をもつ高山祭ですが、古くからこんな精巧な技術があったことに驚くばかりですね。

夜祭(よまつり)

春の高山祭夜祭
出典;https://www.kankou-gifu.jp

お時間に都合がつくなら、1日目の夜に行われる夜祭はいかがでしょうか。

夕刻のころから、屋台にそれぞれ100個ものちょうちんがつけられ、夜祭の準備が始まります。

闇に包まれるころいっせいに火を灯し、屋台は艶やかに浮き上がります。

哀調を帯びた「高い山から」の曳き別れ歌にのって町内を巡り、各屋台蔵へと帰っていきます。

灯りは闇にゆれながら宮川にそのかげを映し、見る者をファンタジックな世界へ誘い込んでくれます。

昼の豪華さか、夜の華麗さか。
同じ屋台を二度楽しむ贅沢を、ぜひ味わって下さい!

 

 

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春と秋の高山祭の違いは?

同じ高山祭ですが、一番の大きな違いは「お祭りが行われる神社が違う」ことです。

それ以外でも、春と秋では呼び名や内容が少し違うので、主なところを紹介します。

正式名称 山王祭 八幡祭
例祭開催の神社 日枝神社 櫻山八幡宮
メインの開催地区 上町 下町
祭り行列の呼び方 御巡幸(ごじゅんこう) 御神幸(ごしんこう)
夜の祭りの呼び方 夜祭(よまつり) 宵祭(よいまつり)
屋台の数 12台 11台
巫女さんの髪飾り

呼び名の違いはわかりにくいですが、こうして比較してみると確かに違いますね。
この他にも、屋台の種類、行列の衣装や装飾品なども違います。
巫女さんの髪飾りはさりげなく季節が感じられて素敵ですね。

 

 

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アクセス・駐車場について

春の高山祭へのアクセス方法についてご紹介します。

電車の場合

JR「高山駅」で下車して下さい。メイン会場中心の日枝神社お旅所まで、徒歩10分ほどです。

臨時列車について

春の高山祭開催中の2日間、名古屋駅~高山駅の区間で、臨時列車・特急「ワイドビューひだ号」が運行されます。

これを利用すれば、14日の夜祭が日帰りでも楽しめますね!

14日(日)

方面 列車名
行き ひだ81号 名古屋 10:18発 高山  12:58着
ひだ83号 名古屋 13:39発 高山  16:16着
帰り ひだ82号 高山  17:36発 名古屋 20:02着
ひだ98号 高山  20:50発 名古屋 23:31着

15日(月)

方面 列車名
行き ひだ81号 名古屋 10:18発 高山  12:58着
帰り ひだ82号 高山  17:36発 名古屋 20:02着

車の場合

春の高山祭では、一般車両用の臨時駐車場が2ヶ所(無料・有料)、用意されています。

更にその他にも、10ヵ所以上の市営、公営、民営駐車場がありますが、いずれも人気の駐車場ですので、早めの行動を目指しましょう。

まずは臨時駐車場からご紹介します。

臨時駐車場について

2ヶ所の臨時駐車場のうち、

朝から解放される無料駐車場と、
会場周辺の駐車場が満車になったら解放される有料駐車場

がありますので、ご紹介します。

 

①朝から解放される臨時駐車場

匠ヶ丘臨時駐車場
会場まで 日枝神社お旅所まで 約4.3km
※高山市民文化会館まで無料シャトルバスあり
利用可能時間 両日9:00~
住所 岐阜県高山市匠ケ丘町203付近
マップ
収容台数 550台
料金 無料

無料シャトルバスへ乗り換えよう

匠ヶ丘臨時駐車場からは、高山市民文化会館まで運んでくれる無料のシャトルバスが運行されます。

行き先 匠ヶ丘臨時駐車場⇔高山市民文化会館(10分おき)
運行時間 4月14日(日) 09:00~21:30
4月15日(月) 09:00~16:30
乗降所住所 岐阜県高山市昭和町1-188-1(高山市民文化会館)
会場まで 日枝神社お旅所まで 徒歩 約20分(約1.6km)
マップ

 

②満車になったら解放される臨時駐車場

次に紹介する臨時駐車場は、会場周辺全ての駐車場が満車になった場合に、最終的に開設される駐車場です。朝からは閉鎖されていますのでご注意ください。

花里学校臨時駐車場
※市営・民営駐車場が満車の際に開設
会場まで 日枝神社お旅所まで 徒歩 約17分(約1.4km)
住所 岐阜県高山市花里町1-54
マップ
収容台数 250台
料金 1,000円/1台

市営駐車場

市営駐車場を8ヶ所ご紹介します。お祭り当日は会場周辺は大変混雑します。朝の早めの時間帯を目指して行くことをおすすめします。

空町駐車場
会場まで 日枝神社お旅所まで 徒歩 約8分(約600m)
利用時間 24時間
住所 岐阜県高山市馬場町2-115
マップ
収容台数 132台
料金 30分/150円(8:00〜20:00)
60分/50円(20:00〜8:00)

 

えび坂駐車場
会場まで 日枝神社お旅所まで 徒歩 約6分(約500m)
利用時間 24時間
住所 岐阜県高山市馬場町2-1-1
マップ
収容台数 55台
料金 30分/150円(8:00〜20:00)
60分/50円(20:00〜8:00)

 

弥生橋駐車場
会場まで 日枝神社お旅所まで 徒歩 約11分(約850m)
利用時間 24時間
住所 岐阜県高山市大新町1-2
マップ
収容台数 21台
料金 30分/150円(8:00〜20:00)
60分/50円(20:00〜8:00)

 

花岡駐車場
会場まで 日枝神社お旅所まで 徒歩 約17分(約1.3km)
利用時間 24時間
住所 岐阜県高山市花岡町2-14-4
マップ
収容台数 156台(立体)
料金 30分/150円(8:00〜20:00)
60分/50円(20:00〜8:00)

 

広小路駐車場
会場まで 日枝神社お旅所まで 徒歩 約7分(約500m)
利用時間 24時間
住所 岐阜県高山市名田町5-100
マップ
収容台数 33台
料金 30分/150円(8:00〜20:00)
60分/50円(20:00〜8:00)

 

天満駐車場
会場まで 日枝神社お旅所まで 徒歩 約9分(約800m)
利用時間 24時間
住所 岐阜県高山市名田町2-3
マップ
収容台数 104台
料金 30分/150円(8:00〜20:00)
60分/50円(20:00〜8:00)

 

不動橋駐車場
会場まで 日枝神社お旅所まで 徒歩 約15分(約1.1km)
利用時間 24時間
住所 岐阜県高山市七日町2-135-1
マップ
収容台数 62台
料金 30分/150円(8:00〜20:00)
60分/50円(20:00〜8:00)

 

高山駅西駐車場
会場まで 日枝神社お旅所まで 徒歩 約15分(約1.2km)
利用時間 24時間
住所 高山市昭和町1-22-10
マップ
収容台数 130台
料金 30分/150円(8:00〜20:00)
30分/50円(20:00〜8:00)

この他、コインパーキングなどの民営駐車場も多数点在しています。
お祭り開催当日は混雑が予想されますので、歩行者にはじゅうぶん注意してください。

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交通規制について

春の高山祭が開催される2日間、会場周辺の広い範囲で交通規制がかかります。

日にちや場所によって規制時間が違うので注意が必要です。開催当日は規制区間に近づかないようにしましょう。

2019年の交通規制図はこちらをご覧ください。

春の高山祭2019御巡幸順路図
出典;http://kankou.city.takayama.lg.jp
画像クリックで拡大

 

 

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まとめ

古い街並みに映える美しい桜。芸術の粋をこらした豪華絢爛な屋台。

春の高山祭の感動を体験したら、今年の秋も訪れてみたいと思うかもしれませんね。

ぜひ、楽しんで来てくださいね。

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