2023年 春土用・夏土用・秋土用・冬土用の期間と食べ物を紹介!うなぎだけじゃないぞ!

土用といえば、うなぎを連想しますよね。

しかし本来は、土用は年に4回ある中で、「うなぎは夏だけ」のものなのです。

では、夏以外の土用は、一体何を食べるのでしょう?

そこで今回は、年に4回ある土用とはいつなのか、何を食べる日なのか、土用の食べ物について一挙にご紹介したいと思います!

スポンサーリンク

土用とは?

土用の四季のイラスト

土用とは、それぞれの季節の変わり目にあたり、次の季節ヘの準備期間にするために考えられたものです。

季節が変わりゆく時期は、気温や湿度などの関係で、自律神経が乱れやすい時期です。

土用の期間は体調管理に気をつけましょう、という目印になっています。

季節の変わり目ですから、春夏秋冬で、1年に4回あります。

四季と土用の図

それぞれの土用の呼び方は、春土用・夏土用・秋土用・冬土用といいます。

昔から、この4つの土用のなかでも、厳しい暑さへの注意が必要な「夏土用」が、もっとも重要視されていました。

なので、一般的に土用といえば、夏土用をさすようになったのです。

土用の意味や由来の詳細については、以下の記事にまとめています。

スポンサーリンク

春夏秋冬別!土用に食べるもの

土用といえば「土用丑の日」の「うなぎ」は定番ですよね。

しかし実は、春夏秋冬それぞれに食べると良いとされるものは違いますし、日も違います。

この項では、季節ごとの土用の食べ物をご紹介します!

冬土用

凍ったシャボン玉

2023年 冬土用の期間はいつ?

毎年2月3日頃に、「立春」という日があります。

この立秋の直前のおよそ18日間が、冬土用となります。

2023年の冬土用は、1月17日(火)~2月3日(金)です。

冬土用に食べるといいものは?

冬土用に大事にしている干支は、ひつじ」の日です。

2023年の冬土用の「未」の日は、1月25日(水)です。

「ひつじ」にちなんで、「ひ」のつく食べ物や、赤い食べものが良い、といわれています。

例えばこのようなものです。

  • ヒラメ
  • ヒラマサ
  • ひじき
  • トマト
  • ひよこ豆
  • パプリカ
  • りんご など

ヒラメはちょうど旬。脂がのって身も引き締まっていて美味しいですね。

この時期は、毎年インフルエンザが流行している時期です。

土用の目的どおり、しっかりと栄養補給をしながら、ビタミンを豊富に含む食生活で、病気にかかりにくい身体をつくることが大切になります。

また春に向けて「春になって暖かくなったらこんなことしたいな~」など、楽しい計画を立てたり、前向きな気持ちでいることも健康につながりますね。

春土用

桜の花

2023年 春土用の期間はいつ?

毎年5月6日頃に、「立夏」という日があります。

この立夏の直前のおよそ18日間が、春土用となります。

2023年の春土用は、4月17日(月)~5月5日(金)です。

春土用に食べるといいものは?

春土用に大事にしている干支は、いぬ」の日です。

2023年の春土用の「戌」の日は、4月22日(土)・5月4日(木)です。

「いぬ」にちなんで、「い」のつく食べ物や、白い食べものが良い、といわれています。

例えばこのようなものです。

  • いわし
  • いくら
  • しらす
  • イカ
  • イチゴ
  • 大根
  • かぶ
  • いんげん など

春の土用は、寒かったり、暖かくなったりと、気候が変わりやすい時期です。

とくに、5月病で代表されるような、やる気をなくなることに注意が必要といわれています。

そこで、良質なたんぱく質に、ビタミンが豊富なものが良いと考えられているのです。

ちょうどイチゴがおいしい時期。土用の戌の日にぜひ楽しんでくださいね。

夏土用

夏の祇園

2023年 夏土用の期間はいつ?

毎年8月7日頃に、「立秋」という日があります。

この立秋の直前のおよそ18日間が、夏土用となります。

2023年の夏土用は、7月20日(木)~8月7日(月)です。

夏土用に食べるといいものは?

夏土用に大事にしている干支は、みなさんご存じのうし」の日です。

2023年の夏土用の「丑」の日は、7月30日(日)です。

「うし」にちなんで、「う」のつく食べ物や、黒い食べものが良い、といわれています。

例えばこのようなものです。

  • うなぎ
  • うどん
  • 瓜(きゅうり・すいか・かぼちゃなど)
  • 梅干し
  • 土用しじみ
  • 土用卵
  • 土用餅 など

夏バテに防止に、うなぎを食べると良いというのは有名だよね!

うなぎの旬は冬ですが、夏の土用にうなぎを食べるのも情趣的に良いもんだな~と感じますね。

土用の丑の日の食べ物については、以下の記事に詳しくまとめてありますので、ぜひご覧になってください。

秋土用

いろはもみじ

2023年 秋土用の期間はいつ?

毎年11月7日頃に、「立冬」という日があります。

この立冬の直前のおよそ18日間が、秋土用となります。

2023年の秋土用は、10月21日(土)~11月7日(火)です。

秋土用に食べるといいものは?

秋土用に大事にしている干支は、たつ」の日です。

2023年の秋土用の「辰」の日は、10月25日(水)・11月6日(月)です。

「たつ」にちなんで、「た」のつく食べ物や、青い食べものが良い、といわれています。

例えばこのようなものです。

  • サンマ
  • たこ
  • 大根
  • 玉ねぎ
  • たけのこ など

昔から、秋土用は「老ける」ことに注意が必要、と考えられてきたようです。

また、もっとも夏の疲れが出やすい時期ですので、胃腸の働きが悪くなることも注意しなくてはいけません。

疲れを取るだけでなく、冬の寒さへの準備期間として、体力をしっかり蓄えておくことが大切なようです。

とくに、ちょうど秋に旬を迎えるサンマは、脂が乗って一番おいしい時期ですね。

サンマは悪玉コレステロールを減らしますし、玉ねぎは血液サラサラ効果。

秋土用の辰の日は、体に良い食べ物が多いですね。

スポンサーリンク

おわりに

「土用の食い養生」という言葉があるように、この時期に意識して栄養のあるものを食べたり、乗り切るための工夫をしていた昔の人たちの姿が目に浮かびますね。

現代の医学の進歩はめざましいものですが、できることなら、病院にも薬にも頼らず、心と体を整えて、豊かな暮らしを大いに楽しみたいですね。

昔ながらの土用の習慣を知ることで、現代を生きる私たちも、より心豊かに健康に人生を過ごすことができるかもしれません。

ぜひ年に4回ある、四季折々の土用を楽しんでみて下さいね。

 

タイトルとURLをコピーしました