暑い季節になると、店頭には蚊対策グッズが数多く販売されていますね。
そこで、昔ながらの「蚊取り線香」と、「電気を使う蚊取り器具」。
私たちが『節約』という面から見た場合、どちらが安く済むのか、またどのくらいの差が出るのか、調べてみました。
蚊取り線香と蚊取り器具の調査対象モデルは?

新緑の香りが清々しい季節。
今年の『蚊の対策』の準備はお済みですか?
夏はエアコンを使用するため、電気代が高額になりがちですよね。
そこで、昔ながらの「蚊取り線香」と、電気を使う「電子蚊取り器」。
1シーズン使用すると、一体どちらがお得なのか調べてみました!
調査対象モデルは誰もが知っている超定番品
火を使う蚊取り線香は、定番の「金鳥の渦巻」。
電気を使う蚊取り器具には、これまた定番の「アースノーマットの液体式」で比較を行ってみました。
火を使う蚊取り線香の特徴

渦巻き状になった蚊取り線香に火をつけます。
火をつける事で「ピレスロイド」という殺虫成分が気化することにより、蚊をやっつけるというものです。
殺虫範囲は、半径2メートル。およそ6畳分です。
アースノーマット液体式の特徴

蚊取り線香と同じ殺虫成分「ピレスロイド」が入った薬剤を使用します。
専用器具に薬剤を挿入し、コンセントに挿すとピレスロイドが散布されます。
電気を使いますが、煙やニオイが出ないため、火を使うタイプよりも手軽に使用できます。
殺虫範囲はノーマルタイプで4.5畳~12畳までとされています。
蚊取り線香と蚊取り器具 1シーズンのトータルコストの比較

1シーズンとは、蚊が活動するとされる4月から10月頃の半年間を意味しています。
半年間、毎日使用することを目安に計算してみます。
蚊取り線香のトータルコストは6,100円程度
スタンダードな30枚入り1缶で、現在およそ1,000円くらいとします。
使用するライターは100円とし、これを1シーズン使用するとします。
| 品目 | 単価×個数 | 合計 | 
|---|---|---|
| 蚊取り線香(30枚入) | 1,000円×6缶(6ヶ月分) | 6,000円 | 
| ライター | 100円×1本 | 100円 | 
| 6,100円 | 
6,100円程度が、蚊取り線香の1シーズン(半年間)のおおよそのトータルコストになります。

レギュラーサイズ1巻の持続燃焼時間は、約7時間だよ。
もっと長く使用する場合は、当然もっとコストが上がるね。
アースノーマット液体式のコストは2,180円程度
アースノーマットは、今年新しく専用器具を買う場合と、すでに持っているから取り替えボトル(薬剤)だけ買う場合があると思います。
ここでは、その2パターンに分けて計算してみます。
専用器具を買う場合
| 品目 | 単価×個数 | 合計 | 
|---|---|---|
| 専用器具(薬剤60日分1本付き) | 1,000円×1台 | 1,000円 | 
| 薬剤60日分(2本組) | 1,000円×1箱 | 1,000円 | 
| 電気代 | 12時間1円×半年間 | 180円 | 
| 2,180円 | 
2,180円程度が、専用器具の購入を含めた1シーズン(半年間)のおおよそのトータルコストになります。
アースノーマットの専用器具は、ほとんどの場合はおまけに60日分の薬剤が1本ついていることが多いです。
専用器具がある場合
| 品目 | 単価×個数 | 合計 | 
|---|---|---|
| 薬剤60日分 | 600円×3本 | 1,800円 | 
| 電気代 | 12時間×半年間 | 180円 | 
| 1,980円 | 
1,980円程度が、取り替えボトルのみ購入する場合の1シーズン(半年間)のおおよそのトータルコストになります。
専用器具をすでに持っている方は、さらにお得ですね。

アースノーマットは1日12時間使用した場合で算出しています。
アース製薬のHPによると、電気代は12時間で約1円前後で済むそうです。安いですね!
蚊取り線香と蚊取り器具 半年間のトータルコスト比較まとめ!

1シーズン(半年間)にかかる費用の比較を、以下にまとめました。
| 蚊取り線香 | アースノーマット(電気式) | |
|---|---|---|
| コスト | 6,100円 | 2,180円 | 
| 持続時間 | 1,260時間 | 2,160時間 | 
| 効用範囲 | 6畳 | 4.5畳~12畳 | 
| 殺虫成分 | ピレスロイド | ピレスロイド | 
| エネルギー | 火力 | 電力 | 
蚊取り線香より、電気式の蚊取り器具の方が、圧倒的なランニングコストですね!
蚊取り線香と比較すると、1/3程度の金額で済むという結果になりました。
持続時間も、1.7倍の長さでこのコストです。
防虫・殺虫効果は、蚊取り線香、電気を使う蚊取り器具、いずれも大差はないようです。
昔から夏の風物詩として親しまれてきた蚊取り線香ですが、コンセントのない屋外やレジャーなどでは大活躍してくれます。
ぜひシーンにあわせて使い分けてみてくださいね。
おわりに
やはり安全面・使いやすさ・コストを見ると、驚くほどの大きな差が見られました。
どの分野でも、電気を使う器具が「圧勝」でした。
蚊取り線香よりも長時間使用したとしても、消費電力も少ないため、電気料金は悩む必要はありません。
しかし、昔ながらの夏らしい風情が感じられるのは、間違いなく蚊取り線香ですので、その日の気分によって使い分けてみて下さいね。
              
              
              
              
              
