感染予防、花粉症、災害時、防寒対策など。私たちにとってさまざまな場面で「マスク」は必要不可欠ですね。
しかしメガネをかけていると、マスクで頻繁にメガネが曇って本当に困ってしまいませんか?
そんなメガネのあなたのために、マスクをつけていてもメガネが曇らない方法などをご紹介します。
マスクをすると眼鏡が曇る原因とは
現代においてマスクは必須アイテムといわれ、特に冬場となると4割を超える人が日常的にマスクを着用しているというデータがあります。
しかしメガネの人がマスクをすると、「自分の息で目の前が真っ白!」といった経験も多いのはないでしょうか?
そこで、マスクをするとなぜメガネが曇るのか、原因を知っておく必要があります。
ここでは、マスクをするとメガネが曇る2つの原因を解説します。
結露
メガネが曇る原因は、「結露」です。
温かい部屋から寒い外に出た時に、一気にメガネが曇ってしまうことがありますよね。
マスクから漏れる温かい息と、冷たい外気の温度差によってレンズに結露が生じるためです。
冬になると窓や車のガラスが白く曇っているのと同じ理由で、双方の温度差が大きくなることで「結露=曇り」が発生します。
油分(汚れ)
メガネが皮脂やホコリで汚れていると、結露の水滴が付着しやすくなり、これも曇りの原因となります。
まめにメガネのレンズのクリーニングを行うと、曇りにくくなります。
メガネの曇りを防ぐためには、この2つの原因への対策が必要ということです。
マスクをしてもメガネが曇らない方法は?
メガネが曇る原因がわかったところで、その対策方法をご紹介します。
マスクの上部を内側に折る
出典;https://twitter.com
もっとも簡単ですぐに試せる方法が、マスクの上部を内側に折ることです。
口から出た息が上部から外に漏れ出ないよう、出入り口を分厚くする、という対策です。
自分にあったうまいポジションを見つけるのに多少のコツがあるかもしれませんが、簡単ですので一度試してみて下さい。
マスクの内側にティッシュを挟む
出典;https://twitter.com
こちらもすぐに試せる手軽な方法です。
軽く4つに折ったティッシュを、マスクの内側に鼻に添わせる形にして忍ばせるだけです。
こうする事で、息がマスクの隙間から上の方へ漏れ出るのを遮断することができます。
口呼吸から鼻呼吸に変える
口呼吸がメガネを曇らせる原因になっています。
鼻が詰まっていると難しいですが、できれば鼻呼吸へと意識を変えてみてください。
曇り防止用のマスクを使う
もし上記の方法で効果が見込めない人は、メガネが曇らないマスクというのも販売されています。
鼻の隙間をクッションで埋めてくれるため、普通のマスクよりも鼻とマスクの密着度が高くメガネが曇りにくくなります。
穴あきマスクを使用する
口の部分がオープン構造で、蒸れずに快適に使えるマスクが販売されています。
マスクをすると口呼吸になりやすい傾向にありますが、口部分が大きく開くため、吐き出した空気の蒸れによる曇りが起きにくくなり、夏場では不快な暑さも激減します。
メガネ&マスク特有の閉塞感が軽減されるため、運動時でも呼吸が非常に楽ですので、おすすめです。
曇り止めスプレーやジェルを塗る
メガネの曇りを防止する、効果的なアイテムがあります。
一度塗ると長持ちしますので、長時間メガネとマスクをする方にはおすすめです。
レンズを防曇に変える
思い切って、レンズに防曇加工が施してある「防曇レンズ」に変えてしまうのもおすすめです。
これはさまざまなメガネメーカーで提供していますので、ぜひチェックしてみてください。
どのような防曇加工が施されているかはメーカーによって異なりますので、コストや扱いやすさなど比較しながら、あなたに合ったものを見つけてみて下さい。
メガネの上手なお手入れ方法は?
レンズが皮脂などで汚れていると「結露の水滴」が付着しやすいため、メガネが曇る原因になります。
そこで、メガネ屋さんが推奨している、家庭での上手なお手入れ方法をご紹介します。
- まずは水道水ですすぐ。
※レンズコーティングは熱に弱いため、お湯はNGです。 - 台所用の中性洗剤を、レンズ片面に1滴づつ落とし、指で両面を優しくそっと撫でて洗う。
- 水道水で洗剤が落ち切るまで流す。
- すすぎ終わったら、ティッシュペーパーで水分を拭き取る。
最後の仕上げにメガネふきでレンズを優しく拭き、曇り止めスプレーなどを使えば、より完璧です。
これでメガネは見違えるほどキレイになると思います。
快適にメガネとマスクの生活をするためにも、こまめに洗ってあげましょう。
マスクとメガネでもおしゃれに見せるには?
マスクとメガネの併用スタイルは、顔のほとんどを覆ってしまうため、どうしても暗く見えてしまいますよね。
そこで、マスクとメガネを併用していてもおしゃれに見せる方法をご紹介します。
メガネのフレームデザインを選ぶ
マスクをする時は、メガネのフレームのデザインにこだわりましょう。
マスクをしていてもおしゃれな雰囲気が伝わるのは、「ボストンタイプ」のメガネです。
ボストンとは、丸みを帯びた、やや逆三角形の玉型(リムの形状)のタイプです。
男性ではジョニー・デップが愛用していることでも有名ですね。
四角形がベースの「ウェリントン」に次ぐクラシックタイプのメガネとして近年人気が高まっており、女性はもちろん、ファッションに敏感な男性からも高い人気を博しています。
マスクをつけると鼻からあごまでが覆われて、表情が伝わりにくくなりますが、丸く柔和な印象を与えるレンズシェイプですので、顔の印象を柔らかく、優しげな雰囲気にみせてくれます。
ヘアスタイルをアップにする
暗く見えてしまうマスクとメガネの併用スタイルですが、前髪やサイドの髪がかかっていると、さらに暗い印象になってしまいます。
そのため、女性も男性も、顔周りをすっきりと出したヘアアレンジがおすすめです。
男性ならアップバング(前髪をあげたヘアスタイル)をすれば、マスクにメガネでも清潔感、爽やかさが演出できて、かなりの好印象を与えることができますので、ぜひ挑戦してみて下さい。
女性なら、ただひとつに結ぶのもいいですが、束ねた髪をサイドや後頭部でまとめたシニヨンや、ポニーテールやハーフアップなどで、顔に髪がかからないようにしましょう。
このとき、きつく結ぶのではなく、結んだ髪をほどよく崩してまとめ、優しげな印象をキープしましょう。
また、ピアスやイヤリングをつけるとマスクまわりが華やかな雰囲気になります。
ヘアアクセサリーにもこだわれば、どこから見られてもおしゃれにきまります。
女性なら小顔に見せるマスクを着用する
女性に人気の小顔にみえるマスクは、小顔に見えるように耳から顎までラウンドカットされており、そのカーブがフェイスラインをすっきと見せてくれます。
さらにほのかなピンク色を選べば女性らしい印象を与えられ、マスクとメガネ併用スタイルの暗いイメージを主張せずに可愛らしさが演出できます。
感染症や花粉症などにももちろん有効なマスクですが、ファッションアイテムの一つとして楽しめる新しい必需品として、おすすめいたします。
おわりに
マスクをするとメガネが曇ってしまうのは、マスクの隙間から漏れる自分の息が原因であることがわかりました。
まずはマスクをつけた時に息が漏れないようきちんと着用したら、ご紹介した簡単な方法から試してみて下さい。
これからはメガネの曇りによるストレスから解放され、マスクの時期でも快適に過ごせる毎日にしていきましょう!