災害で通帳もカードもなくなった!入っている保険もわからない場合の対処法を紹介

地震による火災や津波、台風や豪雨に遭ってしまったとき、通帳などお金に関するものを全て失ってしまってしまったら、あなたならどうしますか?

そんなときに「予備知識」があったら、私たちを手助けしてくれるかもしれませんよね。

そこで今回は、災害で紛失した通帳、カードなどを取り戻す方法、また加入している保険を知る方法などもあわせてご紹介します!

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災害で通帳を紛失!取り戻すには?

防災スピーカー

災害は突然やってくるものですが、そのとき自分は家にいるとは限りませんよね。

ですから、財布とスマホを持って逃げるのでやっと、という状況は少なくありません。

そのとき、家にあった銀行の通帳や印鑑、キャッシュカードなど、お金に関する手段を全て失ってしまったら・・・私たちは一体どうしたらいいのでしょうか?

取引金融機関に直接行く

まず基本的に災害が起きると、金融機関は金融庁などの金融上の措置(被災者に対しできる限り配慮する)の要請を受けるため、対応が柔軟になってくれます。

つまり、通帳、カード、印鑑がなくても、本人確認さえできれば、預金の引き出し(一定金額まで)に応じてくれます。

本人確認できる書類とは?

金融機関に提示できる本人確認書類とは、以下のようなものです。

  • 運転免許証
  • 健康保険証
  • 国民年金手帳
  • 母子健康手帳
  • 児童扶養手当証書
  • パスポート
  • 住民基本台帳カード(氏名、住居、生年月日の記載のあるもの)
  • 外国人登録証明書
  • 官公庁から発行された書類等(顔写真付きで氏名、住居、生年月日の記載のあるもの)

本人確認書類もない場合は?

本人確認書類?全部失くしたんだけど・・

災害時なら、よくあることですよね。

そんな場合には、名前・住所等によって本人であると申告すれば、金融機関は本人確認をすることができます。

そのときには、自分の預金口座の口座番号や、おおよその預金残高、取引履歴などを聞かれるようです。

ただ最近は、災害時の「なりすます被害」も非常に増えており、金融機関も警戒しているため、なかなか時間がかかってしまうようです。

ですので、スムーズに預金を引き出すには、やはり「本人確認書類」は重要です。

財布の中に身分証明書

もしものために今から、「身分証明書は財布に入れておく」という「備え」を心がけたいですね。

なぜなら、被災時における様々な各種手続きにも、身分証明書が必要になるからです。

近くに取引金融機関がない場合

もしかしたら避難先に取引金融機関の支店がない、なんて場合もあります。

このような時でも近くの金融機関によっては、預金の引き出しに応じてもらえる場合があります。

その時に本人確認書類がなくても、例外として柔軟に対応してもらえる場合もありますので、あきらめずに窓口に問い合わせてみましょう。

通帳・カード・印鑑なしで、どのくらい引き出せるの?

東日本大震災や熊本地震の場合を例に挙げると、本人確認をして10万円まで(ゆうちょ銀行は20万円まで)の預金の引き出しに応じていたようです。

農協(JAバンク)や信用金庫も、柔軟に応じてくれます。

災害時は電話が使えるかもわかりませんし、通常の銀行よりもお金が引き出しやすいゆうちょ銀行に貯金しておくのもおすすめです。

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災害で加入保険がわからなくなった場合は?

マイホームを守る手

家屋の倒壊や流失などで、失うものは通帳だけではありませんよね。

火災保険に入っている場合は、自然災害でも適応されることが多いので、早速確認したいところだと思います。

そのためにはまず、自分がどこの保険に加入していたのか?を知る必要があります。

自然災害損保契約照会センターに電話しよう

災害が起きると、被災地には「災害救助法」が適用されます。

その災害救助法が適用された地域限定で、日本損害保険協会の「自然災害等損保契約照会センター」にて、自分の加入保険を確認することができます。

自然災害等損保契約照会センター

フリーダイヤル 0120-501331

受付時間 9:15~17:00(災害時は当面、土・日・祝日も受け付けています)

公式HP 日本損害保険協会|自然災害損保契約のご照会

保険金を受け取るには?

被害の状況を保険会社に伝えると、「損害調査」という審査を受けることになります。

ただその災害の規模などによっては、査定に2週間以上かかる場合があります。

それを少しでもスムーズにするためには、可能な限り、被害の箇所の証拠写真を撮影しておくことをおすすめします。

証拠写真を撮るのに効果的なポイントは、以下の2つです。

  • 被害を受けた建物や家財の、全景写真
  • 損傷部分が確認できる、ポイント写真

ただ、修繕しておかないと危険だったり、防犯上に問題があったりする場合は、片付けても問題がないとのことです。

その際も、修復のための見積もりや領収書なども残しておくと良いでしょう。

証拠写真は必須条件ではないから安心してね。

できれば撮ったほうが良いかな、という感覚で大丈夫だよ!

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おわりに

災害が起き、家屋とともにお金も失ったとなると、誰しもパニックに陥ってしまうかもしれません。

ただお金のことは後から何とかなる場合が多いですので、自分を落ち着かせることが先決です。

災害が起こる前の「事前の準備」として、財布には身分証明書を入れて携帯しておく習慣を、身につけておきましょう。

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