結婚式などでご祝儀を用意するときに、新札(ピン札)がなくて焦った経験はありませんか?
お祝い事の当日になって「どうしよう・・・」ということもあるかもしれませんね。
そこで今回は、当日でも、土日であっても「新札」を手に入れられる方法をご紹介したいと思います!
新札とピン札の違いは何?
「新札」と「ピン札」、どちらも同じ意味だと思っている方も多いですが、実は違います。
それぞれどんな意味なのかは、以下の通りです。
新品か、中古美品のような感じですね。
ご祝儀には、新札とピン札どっちでも良い?
ご祝儀には、「新札」と「ピン札」どちらを使用しても構いません。
お祝い事で贈るお札は「新札」を準備するほうがベターとは言われてはいますが、これには特に決まりはありません。
シワも折り目もなければ、ピン札でも失礼になることはありません。
実際のところ、見た目で「新札」なのか「ピン札」なのかを見分けることは困難です。
ご祝儀を確認するのは、通常は新郎新婦かご両親ですが、新札かピン札かを見分けようとすることは無いに等しいと言えます。
新札の方が「新しい門出を祝う」ものとして気持ちは良いものの、ここはご祝儀を準備するあなたの気持ち次第ということで、判断してみてはいかがでしょうか?
新札(ピン札)はどんな時に用意するの?
新札やピン札はお祝い事全般に使われますが、日頃のおつきあいでも新札が使われるシーンがあります。
その具体例をまとめてみました。
新札(ピン札)が使われる場面
新札(ピン札)が必要になる場面は、いわゆる慶事(お祝い事)の時です。
新札・ピン札は前もって準備しないと手に入らないものなので、「この日を心待ちにしてしていましたよ」という気持ちを表すためとも言われています。
受け取った人の気持ちを推し量るような細やかな気配りは、まさに日本人ならではのマナーと言えますね。
慶事以外に新札(ピン札)にすると良い場面
ちなみに、必ずしも決まりはありませんが、新札・ピン札が好ましい場面があります。
思いやりや敬意の表現として新札を使うことを是とする傾向があります。
旧札でももちろん構いませんが、「用意しておきました」という心遣いが伝わるよう、なるべくきれいなお札を用意した方がより好ましいようです。
新札(ピン札)を手に入れよう!その方法とは?
新札、もしくはきれいなピン札なんて、そんな都合よく回ってくるものでもありませんよね。
では、どうすれば新札・ピン札を入手できるのでしょうか?
新札を入手する7つの方法をご紹介いたします。
①銀行の窓口に行く(平日15時まで)
最も確実でおすすめなのは、銀行の窓口に行くことです。
窓口で用紙に記入すれば、スムーズに旧札を新札に両替してもらえます。
平日の15:00までですので、平日仕事をしている場合はなかなか行く時間がないかもしれませんね。
また銀行での両替は、手数料がかかる場合もあります。
銀行によって手数料が必要かどうか違いますので、チェックしておくことをおすすめします。
②銀行の両替機を使う(平日15時まで)
窓口が混雑している場合は、ATMコーナーに両替機がありますので、そちらを使って新札を用意するのもおすすめです。
しかも機械では新札を指定することが可能です。
ただしほとんどの銀行では窓口同様、営業時間内しか稼働していないことと、両替には手数料がかかる場合もあります。
また小さな支店では両替機がない場合もありますので、確認しておくのがベストです。
③郵便局の窓口に行く(平日17時まで)
郵便局でも新札を入手できる可能性があります。
しかし郵便局は基本的には両替事業を行っていないため、良識を超えると断られてしまう可能性はあります。
したがって両替手数料の規定もありませんので無料です。
両替してもらえるかどうかは窓口の局員さんの判断になりますので、丁寧に事情を説明して確認してみましょう。
④コンビニATMを使う(土日祝OK)
コンビニATMは銀行にあるATMよりもコンパクトに設計されているため、場所を取らないよう新札やきれいなピン札が多く入れられているそうです。
3~5万程度のピン札が欲しいのであれば、コンビニのATMでまとまったお金を引き出しせば、その中に新札がある確率が高いです。
緊急の場合は試してみる価値はあるかもしれませんね。
⑤結婚式会場のフロントに聞いてみる
結婚式当日、会場のフロントで新札に交換してもらえる可能性があります。
これにはあらかじめ電話で聞いてみることをおすすめします。
ほとんどが用意してくれるところが多いですが、額に限りがありますので、事前に電話確認しておくと確実ですね。
⑥ご祝儀袋を購入したらお店の人に聞いてみる
ご祝儀袋を購入したときに、お店の人に新札(ピン札)にかえてもらえないかとお願いする方法があります。
ご祝儀袋を購入した時点で、新札が必要な状況だというのはすぐに理解してもらえると思います。
ピン札の在庫状況やお店のルールなどにもよりますが、可能性がないわけではありません。
⑦会社の経理に聞いてみる
会社によって冠婚葬祭に参加することがありますので、会社の経理部門ではあらかじめ新札が常備されていることがあります。
職場で新札に交換できれば手軽で助かりますね。一度聞いてみてはいかがでしょうか。
裏技!アイロンを使ってピン札にする方法
両替に行く時間がなかった・・・。こんなこともありますよね。
そんな時に試してほしいのが、アイロンを使って旧札をきれいなピン札にしてしまう方法が2つあります。
ぜひやってみて下さいね。
その1. アイロンと水でお札のシワ伸ばし!
準備するもの
- 手持ちのシワの少ないお札
- 霧吹きに入れた水
- あて布(ハンカチなど)
- アイロン
やり方
- お札を霧吹きで湿らせる。
- お札の上にあて布を置く。
- 低温でアイロンをかける。
- 裏面も同様に。
冷める段階で丸まってくる場合は、雑誌などにはさんでおくと良いです。
うまくいけば旧札がピン札によみがえります。
もし家族にアイロンがけが上手な人がいればお願いしましょう。
その2. アイロンと大根おろしでお札のシワ伸ばし!
こちらはテレビで紹介され、とても話題になった方法です。
準備するもの
- 手持ちのシワの少ないお札
- 大根おろし
- キッチンペーパー
- アイロン
やり方
- 大根をおろしてキッチンペーパーに包む。
- 1をお札に軽く当てながら、絞り汁で湿らせる。
- 低温でアイロンをかける。
- 裏面も同様に。
こちらに詳しいやり方の動画が紹介されています。
おわりに
慶事には「新札」か「ピン札」を用意して、心待ちにしていた気持ちを相手にさりげなく伝えることがマナーとされています。
忙しくて銀行に行けなかった場合でも、会場のフロントや、文具売り場などでご祝儀袋を買った時に聞いてみるのもおすすめです。
自分でアイロンを使ってピン札にする裏ワザも、知っておくと今後いざという時に役立ちますね!