紫陽花(あじさい)の種類はどのくらいあるの?色別に花言葉も紹介!

梅雨に風景に欠かせない「紫陽花(あじさい)」。

憂鬱な雨の時期でも、「ブルーセラピー」という医学療法があるように、花は私たちの心を癒し、幸せな気持ちにさせる力があるようです。

そこで今回は、あじさいの魅力から人気の品種、花言葉などもご紹介していきます。

スポンサーリンク

世界に広まった日本のあじさい

あじさいハイドランジア

雨が続く梅雨の時期。自然と家で過ごす時間も多くなりますね。

でもこの時期、私たちと反対に活発になる植物があります。

それが紫陽花あじさいです。

あじさいの原産国は日本なのですが、18世紀に欧米で品種改良されて、逆輸入されてから大人気になったそうですよ。

日本固有の品種「ガクアジサイ」が原種として、さまざな品種へと改良されていったようです。

ですから、今私たちがよく見かけるあじさいは「セイヨウアジサイ」と呼ばれる品種です。

スポンサーリンク

あじさいの特徴は色が変わること!

あじさいと手

あじさいと聞いて思い浮かべるのは、ブルーとピンク、2種類の色をイメージされる方が多いのではないでしょうか?

実は2つの色は品種の違いではなく、土壌(土に含まれる成分)によって花びらの色が変わるのです。

  • 酸性が強い土・・・青っぽくなる
  • アルカリ性が強い土・・・赤っぽくなる

日本の土壌は弱酸性であることが多いため、青や青紫のあじさいになりやすいようです。

あじさいは色そのものだけでなく、時間の経過で彩りが変化していくところも、また神秘的な花ですよね。

スポンサーリンク

あじさいの種類は何種類あるの?

あじさいハイドランジアの白

あじさいには、野生種と園芸種があり、さまざまな大きさ、形、色があります。

その種類は、なんと3000種類以上のあじさいがあるといわれています。

そして今も世界で改良が進んでいるため、正式に登録されていない品種もありますので、もはや数えきれないほどの数なのです。

これがあじさいなの?と驚くような、繊細な色彩のあじさいが群生するさまは、とても幻想的。

もちろん日本でもとても人気の花なので、日本独自に改良された品種もたくさんあります。

スポンサーリンク

あじさいの人気の品種5選!

あじさいの花束

たくさんの花びらが球状に集まる姿が『家族』を思わせることから、近年では「母の日」や、「結婚式」などでも人気があるようですね。

さらに厄除けや商売繁盛を願って、軒先にあじさいを飾る地域もあります。

この項では、数えきれないほどたくさんの品種の中から、今人気のあるあじさいを厳選してご紹介します。

ガクアジサイ

ガクアジサイ

なんといっても、日本の品種の代表はガクアジサイです。

日本的で素朴な佇まい、なのに少し個性的で、凛とした立ち姿と色鮮やかさが魅力の花です。

外側を花びら(ガク)が囲み、内側には小さな花が咲きます。

静謐せいひつな空気漂う雨と調和した、日本らしい雅な姿は別格です。

アナベル

あじさいアナベル

あじさいといえば、青い色の花をイメージする人も多いと思いますが、白いあじさいもあります。

通常のあじさいよりやや小さめで、とても可憐なてまり型の花姿をつくります。

寒さに強く、雪の降る地域でも冬越しができてしまうほど、アナベルは育て方が簡単です。

さらにその可愛いさから、ガーデン初心者にも大人気の品種です。

万華鏡

あじさい万華鏡

花びらの中心部に向かっていくほど色合いが濃くなっていく、そんなグラデーションが魅力的な美しい万華鏡。

万華鏡は、オランダの花の博覧会「フロリアード」 でグランプリを獲得した、上質なクオリティの花です。

一度見たら忘れられない雰囲気を持っているこの花は、現在高い注目を集めています。

テマリピンク(てまりてまり)

あじさいテマリピンク

とにかく華やかで、女性らしい雰囲気を持った品種です。

淡いピンク色の八重咲きの花姿はなんとも優雅で、息をのむほどエレガント。

可憐な花びらが、こんもりと丸い形に集まっている姿は大変華やかで、住まいで楽しむのはもとより、誰かに贈りたくなることでしょう。

鉢花として販売されているものは、ピンクとブルーの2種類が選べますが、購入後の手入れ方法(土壌)によって、翌年から別の色の花が咲かせることが可能です。

ダンスパーティー

あじさいダンスパーティ

あじさいと思えないほど、とても個性的な新種のあじさいです。

星の形をした花が八重咲きになるのが特徴で、とても華やかでキュートなあじさいです。

色の種類も、薄い紫、青、薄い黄緑、濃いピンクなど、かわいらしい花色が揃っており、プレゼントとしても大変人気があります。

ダンスパーティーという名前のように、花々が手を取りあい、輪を描いてダンスしているかのような印象です。

スポンサーリンク

あじさいの花言葉は?

青とピンクのあじさい

土の性質によって、花の色が変わるあじさい。

そんな特徴から、こんな花言葉があります。

  • 移り気
  • 浮気
  • 冷酷
  • 無常

花の色が変わるだけでこんな花言葉が与えられてしまうなんて、胸が痛む思いです・・。

ただ一方で、たくさんの花びらが球状に集まる姿から、こんな素敵な花言葉も持ち合わせています。

  • 一家団欒
  • 仲良し
  • 友情

「家族」「友情」を思わせることから、「母の日」の贈り物や「結婚式」での演出などでも人気があるようですね!

あじさいの色によっても花言葉が違う

上記の花言葉以外に、色によってさまざまな花言葉がつけられています。

好きな花言葉から、色を選んで見るのもいいですね。

青・紫

花言葉 知的・神秘・辛抱強い愛情

前述した否定的な花言葉以外にも、青や紫は、こんなクールな花言葉で表されています。

雨に耐えて凛と咲く花姿には、確かにそんなイメージがありますね。

花言葉 寛容・ひたむきな愛

白いあじさいは色を変える成分のアントシアニンという色素がないため、土壌の影響を受けずどこでも白く咲いてくれるそうです。

何色にも染まっていない白は、結婚式の演出にも人気の高い花です。

ピンク

花言葉 元気な女性・強い愛情

日本と違って、ヨーロッパなどの雨が少ない地域では土壌がアルカリ性なため、そこに咲くあじさいはピンクになるそうです。

母の日や、長寿のお祝いでのプレゼントに人気なのはこの色です。

ガクアジサイの花言葉

花言葉 謙虚

色は関係なく、ガクアジサイそのものの花言葉があります。

球状に咲くあじさいと違い、少ない花びらが、真ん中の小さな花々を囲んで「がくぶち」のように見せることから、「謙虚」という花言葉が与えられました。

いまや数千種類ものあじさいの原種であるガクアジサイ。

ずっと謙虚であることを忘れないようにと、ご先祖様が語りかけているかのようです。

スポンサーリンク

おわりに

雨や曇りのぐずついた天気が続く梅雨の時期。

自然と家で過ごす時間も多くなる時期ですね。

そんな中でも、いきいきと鮮やかに咲くあじさいは、色彩豊かに私たちを楽しませてくれます。

雨の日に咲く花々を見に行くことは、植物の新たな一面を発見する機会になるかもしれません。

ぜひ傘を持って、お散歩を楽しんでみて下さいね。

関連記事
タイトルとURLをコピーしました