2025年 大原はだか祭り・日程と開催時間は?駐車場や見どころの汐ふみなどについても紹介します

波しぶきを上げ神輿がもみ合う、大原町が一体となって盛り上がる秋祭り「大原はだか祭り」が今年も開催されます!

見せ場の「汐ふみ」や、日程や駐車場、交通規制なども併せてご紹介します。

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大原はだか祭りとは?

出典;https://wadaphoto.jp/

千葉県いすみ市に伝わる『大原はだか祭り』は、江戸時代から続く歴史ある秋祭りです。

大原・東海・波花地区に点在する18の神社が合同で開催することから、町全体が祭り一色に染まり、多くの人々で賑わいます。

見どころは、十数基の神輿が鹿島神社へ集まり、五穀豊穣や大漁を祈願して勇ましく練り歩く姿。色鮮やかな鉢巻を締めた男衆が担ぐ神輿は迫力満点です。

さらに、大原漁港で行われる「汐ふみ」は、祭りのハイライト。男たちが神輿を担いだまま海へと飛び込み、波しぶきを上げて駆け巡る光景は圧巻で、観客の熱気が最高潮に達します。

夕暮れ時には、町へ戻った神輿が一千を超える提灯の明かりとともに揺れ動き、幻想的な雰囲気に包まれたフィナーレを迎えます。

広い砂浜を駆け抜ける神輿と、光に照らされた人々の熱気が作り出す光景は忘れられない体験となるでしょう。

近年では来場者数が8万人を超え、まさに房総を代表する秋祭りとして多くの観光客を魅了しています。

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大原はだか祭りの歴史

大原はだか祭り歴史
出典;https://www.chiba-muse.or.jp/
写真は昭和49(1974)年撮影のもの

大原はだか祭りの歴史については、はっきりとした記録が残されていません。

大原地区で最も古い文献が江戸時代に遡るため、「江戸時代から続いていた」と伝えられていますが、起源を明確に示す資料は見つかっていないのです。

一方で、さらに古く 平安時代頃から行われていたのではないか という説もあり、この祭りがいかに長い歴史を持つ行事であるかを物語っています。

江戸時代のこの地域では娯楽が少なかったこともあり、大原はだか祭りは人々にとって年に一度の大きな楽しみとなり、盛んに受け継がれてきました。

その賑わいは当時から評判で、なんと人々は祭りのために質に入れてまで準備を整えたと伝えられています。

――時代を越えて続いてきた人々の熱気と情熱。それこそが、大原はだか祭りを今日まで魅力あふれる伝統行事として輝かせているのです。

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2025年 大原はだか祭りの日程・開催時間など

今年の大原はだか祭りは、
9月23日(火・祝)・24日(水)の2日間 行われます。

お祭りの簡単な情報をまとめました。

大原はだか祭り(2025年)
日程2025年9月23日(火・祝)・24日(水) ※毎年同日
開催時間8:30~22:00
開催場所大原海水浴場、大原中央商店街、大原小学校校庭 ほか
料金無料
住所千葉県いすみ市
お問合せ0470-62-1243(大原はだか祭り実行委員会)
公式HPいすみ市観光協会
駐車場あり(収容台数:約150台/無料 )

雨天時の場合は?

雨天決行です。お天気が不安定な場合は雨具を持って行きましょう!

しかし2010年には落雷事故により、祭り史上初の中止となった出来事もありました。

荒天の場合は開催の判断が変わる可能性がありますので、天候によってはお問い合わせください。

問い合せTEL:0470-62-1243(大原はだか祭り実行委員会)

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大原はだか祭りのイベント情報

大原はだか祭りは2日間にわたって催され、日ごとに異なる行事がありますので、そのタイムスケジュールをご紹介します。

記載の時間は神事の進行状況により前後する場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

9月23日(火・祝)

2025大原はだか祭り神輿渡御経路図
出典;https://www.city.isumi.lg.jp/
画像クリックで拡大します
9月23日(火・祝)の流れ
  • 8:30
    法楽施行(鹿島神社)

    大原地区の神輿が鹿島神社に参集し、法楽が執り行われます。

  • 10:00
    大原地区と浪花地区が参集(浪花小学校)

    大原地区が浪花小学校に参集。
    浪花地区は、村を練り歩いたあと浪花小学校に参集。
    (東海地区は村を練り歩いています。)

  • 13:00
    大原漁港へ出発

    大原地区・浪花地区はそのまま漁港へ向かい、東海地区は村から漁港へ向かいます。

  • 13:30
    五穀豊穣、大漁祈願(大原漁港)

    全地区集結。五穀豊穣と大漁を祈願する祭典が行われます。

  • 14:30
    汐ふみ(大原海水浴場)

    勇壮な神輿が海へと繰り出します。

  • 17:00
    商店街渡御(大原中央商店街)

    北町(木戸泉酒造前)に神輿が集結し、商店街を渡御。
    先頭は年番の2神社が並び、大原・浪花・東海の順で練り歩きます。

  • 18:00
    大別れ式(大原小学校)

    祭りの締めくくりとなる「大別れ式」。

  • ~21:50
    自由渡御(大原中央商店街)

    自由渡御が行われ、21:50までに神輿が商店街を退出します。

祭りの朝は、まず大原地区の親神である鹿島神社に、各地区の神輿が一斉に集結するところから始まります。まだ陽が高くならない9時までには十数基の神輿が揃い、境内にて厳かな雰囲気の中で法楽ほうらくが執り行われます。これは、神々に感謝をささげ、祭りの安全と成功を祈願する大切な神事です。

その後、午後になると神輿は威勢の良い掛け声とともに町を練り歩き、大原漁港を目指して進んでいきます。漁港に到着すると、参加する 18の神社がそろって五穀豊穣や豊漁祈願 を行い、地域の繁栄を祈る荘厳な儀式が続きます。

そして、祭りのクライマックスとして多くの見物客が心待ちにしているのが、14半頃に始まる勇壮な「汐ふみ」海へと駆け込む神輿を男衆が力いっぱい担ぎ、波をかき分けながら水しぶきを上げて練り歩く様子は、迫力と熱気に満ちた圧巻の光景です。これこそが、大原はだか祭り最大の見せ場とされています。

「汐ふみ」の興奮が最高潮に達したあと、夕刻になると神輿は海から上がり、町に戻ります。夜の帳が降りる頃、「大別れ式」がとり行われ、それぞれの神輿は向かい合い、別れを惜しむように掛け声を交わし合います。この瞬間は、2日間心をひとつに盛り上げてきた祭り仲間の絆を実感できる感動的な場面です。

その後は、各地区ごとに神輿が町を練り歩く「自由渡御」へ。約一千個の提灯が灯り、闇に浮かぶ神輿と人々の熱気が幻想的な雰囲気を醸し出します。勇壮さと華やかさが入り交じるこのシーンこそ、大原はだか祭りのフィナーレを飾るハイライトといえるでしょう。

▼大原海水浴場(汐ふみ)の場所はこちらです。

▼大原小学校(大別れ式)の場所はこちらです。

9月24日(水)

2025大原はだか祭り神輿渡御経路図
出典;https://www.city.isumi.lg.jp/
画像クリックで拡大します
9月24日(水)の流れ
  • ~17:00
    各神社 自由渡御

    各神輿は、商店街渡御が始まるまでの時間をそれぞれの氏子町で自由に巡行します。

  • 17:00
    商店街渡御(大原中央商店街)

    北町(木戸泉酒造付近)に神輿が集結。
    大原中央商店街を渡御します(昭和堂前よりスタート)。
    年番神社を先頭に2社並列し、東海・浪花・大原地区の順に練り歩きます。

  • 18:00
    大別れ式(大原小学校)

    一年の締めくくりとなる「大別れ式」が厳かに執り行われます。

  • ~21:50
    自由渡御(大原中央商店街)

    各神輿は再び自由渡御へ。
    なお、21:50までには大原中央商店街から全ての神輿が退出します。

2日目になると、各神輿は氏子町へと練り歩き、華やかな巡行が続きます。

やがて行われる「お別れ式」は、名残を惜しむように一年に一度の特別な区切りの瞬間。まさに「一年の長い別れ」と称される厳かで感慨深い場面です。

しかし、その別れを惜しむかのように、神輿はすぐには地区へ戻ろうとしません。夜が更けるまで商店街で担ぎ手たちが激しくもみ合い、祭りの熱気はおよそ22時頃まで続いていきます。

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大原はだか祭りの見どころは?

大原はだか祭りの見どころを知るには、まずは祭りの雰囲気が伝わる動画をご覧になるのがおすすめです。

実際に現地で味わうとその迫力は何倍にも膨らみます。

担ぎ手たちの力強い掛け声や海に飛び込む神輿の勇壮な姿は、画面越しでは伝わりきらない臨場感そのものです。

勇壮豪快な「汐ふみ」

大原はだか祭り汐ふみ2
出典;https://wadaphoto.jp/

祭りの最大の見どころといえば、初日、大原海水浴場で繰り広げられる勇壮な「汐ふみ」です。

十数基もの神輿が海岸に勢ぞろいし、威勢のよい掛け声とともに怒涛の海へと突入していきます。

押し寄せる高波の中、担ぎ手たちはしぶきを浴びながら力強く神輿を振りあげ、激しくもみ合います。その姿は、長く頑丈な担ぎ棒が大きくしなり、まるで波間に揺れる漁船のよう。

潮に翻弄されながらも進む神輿の姿は圧巻そのものです。

担ぎ手たちがもみ合い、走り、そして神輿を高々と投げ上げる瞬間には、見物客から大きな歓声が沸き上がり、会場は熱気と興奮に包まれます。

この迫力こそ、大原はだか祭りが毎年多くの人々を魅了し続けている理由といえるでしょう。

汐ふみ

日時 2025年9月23日(火・祝)14:30~
場所 大原海水浴場

哀愁あふれる「大別れ式」

大原はだか祭り大別れ式
出典;http://kono1.jp/

浜から上がった神輿は夕刻、花火の合図で大原小学校に集まり「大別れ式」という儀式を行います。

高張り提灯にも灯が入り、昼間の勇烈な「汐ふみ」とは打って変わって幻想的な雰囲気が漂ってきます。

神輿同士が寄り集まり高く掲げられ、男たちが声をそろえて歌います。

「若けもんどもが わかれがつらい
会うて別れが なけりゃよい」

――少し酔いも手伝い、祭りの余韻と別れの寂しさに浸る男たち。

その光景は観る者の心に深く刻まれる、まさに大原はだか祭りならではのクライマックスです。

大別れ式

日時 2025年9月23日(火・祝)14:30~
場所 大原小学校校庭

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屋台について

大原はだか祭り屋台
出典;https://www.angel-f.com/

お祭りの楽しみといったら屋台ですよね!

大原はだか祭りでは、毎年約60店もの屋台が大原駅前の大原中央商店街を中心に立ち並びます。

  • 12:00~ 交通規制が始まり、屋台の準備がスタート
  • 夕方 神輿が中央商店街に到着し、通りは祭り一色に

昼から夜にかけて商店街はグルメや祭りグッズを楽しむ人々で埋め尽くされ、さらに神輿の勇壮な練り歩きが加わり、熱気あふれるひとときとなります。

屋台では焼き鳥、唐揚げ、もつ煮、フランクフルト、焼きそば、チョコバナナなど、様々な定番グルメが楽しめ、多彩な味が祭りの活気をいっそう盛り上げています。

思い思いに食べて、飲んで、見て歩いて――ぜひ祭りの賑わいを存分に味わってくださいね。

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アクセス・駐車場について

大原はだか祭りへのアクセス方法をご紹介します。

電車の場合

大原はだか祭りへは、電車での来場が最もおすすめです。

JR外房線「大原駅」で下車すると、すぐにお祭り会場の大原中央商店街があります。

続く道は屋台(12時〜)が立ち並んでいますので、お祭りの雰囲気を楽しみながら歩いてみて下さい。

汐ふみ会場の「大原海水浴場」までは徒歩19分ほどです。(1.5km)

車の場合(駐車場について)

  • 京葉道路→東金有料道路(東金IC)→東金九十九里有料道路→九十九里有料道路→国道128号
  • 京葉道路(蘇我IC)→外房有料道路→県道21号線(茂原市経由)
  • 東京湾アクアライン→首都圏中央連絡自動車道(市原鶴舞IC)→国道297号(大多喜町経由)

無料の臨時駐車場について

大原はだか祭りの2日間は、いすみ市役所の無料駐車場が利用できます。

ただし、駐車場はすぐに満車となることが多く、正午からは大原中央商店街と周辺道路で交通規制が実施されます。

そのため、当日は午前中の早い時間に現地へ到着されることをおすすめします。

混雑緩和のため、公共交通機関の利用もご検討ください。

いすみ市役所駐車場
会場まで・大原中央商店街まで 徒歩約10分(約900m)
・大原海水浴場まで 徒歩約25分(約2.0km)
・大原小学校まで 徒歩約20分(約1.5km)
住所千葉県いすみ市大原7400-1
収容台数150台
料金無料

その他の駐車場について

臨時駐車場が満車だった場合は、会場周辺の有料駐車場に停めることになります。

混雑が予想されるため、可能な限り公共交通機関を使うか、早めの駐車場確保をおすすめします。

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交通規制について

2025年の交通規制図はこちらをご覧ください。

2025大原はだか祭り交通規制図
出典;https://www.city.isumi.lg.jp/
画像クリックで拡大

大原はだか祭り開催中の2日間、12:00~22:00まで「大原中央商店街とその周辺道路」に交通規制がかかります。

17:00からは規制箇所が拡大されますので、ご注意下さい。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

勇ましく雄々しい汐ふみ、人と神輿でいっぱいの商店街、提灯が乱舞する大別れ式。

関東随一の勇壮豪快さと評される大原はだか祭りで、元気をたくさん貰ってきてくださいね!

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