東京下町の夏の風物詩「ほおずき市」が、2026年も浅草寺で開かれます。
一生分の功徳が授かれる「四万六千日」の縁日に合わせ、風鈴の音と鮮やかなほおずきで日本の夏を感じてみませんか?
日程や見どころ、混雑対策まで、浅草の夏を心ゆくまで楽しむためのガイドをお届けします!
1. 浅草ほおずき市とは?
出典;http://www.senso-ji.jp
浅草ほおずき市(四万六千日)とは、一言で言うと「境内が真っ赤なほおずきで埋め尽くされる、江戸時代から続く日本最大級の縁日」です!
具体的には、以下のような特徴があります。
🎉 ほおずき市は主にこんなことをします
- 境内を埋め尽くす「ほおずき」の露店
浅草寺の境内には、色鮮やかな赤色のほおずきを並べた露店がずらりと並びます。
夏の風物詩として、多くの人々がこの「朱色の景色」を目当てに足を運びます。
- 「四万六千日」のご利益がもらえる
この縁日に参拝することは、ただの一日のお参りではありません。
なんと、この日に参拝するだけで「四万六千日分(約126年分!)」もの功徳が得られると信じられています。
一生分以上の福を授かれる、一年で最もありがたい日なのです。
- 涼やかな「風鈴」の音色
ほおずきとセットで並ぶことが多いのが、江戸風鈴です。
境内に響き渡るチリンという涼やかな音色が、浅草の蒸し暑い夏の夜に一服の清涼感を与えてくれます。
浅草の街全体が、伝統的な夏の空気に包まれる特別な2日間。
2026年は、この「江戸の情緒と夏の生命力」を、ぜひ現地で体感してみてください!
2. ほおずき市の歴史と由来

ほおずき市のルーツは、江戸時代にまで遡ります。
なぜこれほどまでに多くの人が訪れ、ほおずきを求めるようになったのか。
その背景には、信仰と暮らしが密接に結びついた「江戸の知恵」がありました。
① なぜ「四万六千日(しまんろくせんにち)」なの?
浅草寺には「観音様のご縁日」という考え方があります。
毎月18日がご縁日なのですが、その中でも7月10日は最も功徳が高いとされる「四万六千日」のご縁日です。
この日に参拝すると、なんと「四万六千日分もの参拝をしたのと同じだけの功徳が得られる」と言い伝えられています。
四万六千日を年数に換算すると、実に約126年分。
つまり、一度のお参りで一生分の守護を授かれるという、非常にありがたい日なのです。
② 江戸っ子が熱狂した「夏の縁日」
江戸時代、この「四万六千日」の縁日には、多くの露店が並びました。
特に人気だったのが「ほおずき」を売る店です。
当時の人々は、このほおずきを「薬草」として重宝していました。
ほおずきの実を煎じて飲むと、子供の「疳の虫」や、女性の「癪」を抑える効果があると信じられていたのです。
病気が少なかった時代、家族の健康を守るための「家庭の常備薬」として、縁日のたびにほおずきが飛ぶように売れました。
③ 信仰が生んだ「雷除け」
この日、浅草寺では「雷除け」の札が授与されます。
江戸の庶民にとって、雷は恐ろしい自然災害の象徴でした。
四万六千日の日に参拝し、このお札を授かって家に飾ることで、雷の被害から家族と家を守ろうという強い信仰心が、今もなお受け継がれています。
④ 時代を超えて愛される「夏の風物詩」
明治以降、医学の発展とともに薬としての役割は薄れましたが、ほおずき市は「浅草の夏の始まりを告げるイベント」として形を変えて定着しました。
鮮やかな朱色の実と、軒先に吊るされた風鈴。
その光景は、戦火や時代の移り変わりを乗り越え、今や全国から観光客が集まる一大行事となりました。
──700年以上の歴史を持つ「四万六千日」の信仰と、江戸時代から続く「健康への祈り」。
2026年の夏、浅草寺に響く風鈴の音色とともに、先人たちが大切にしてきたその想いに触れてみてはいかがでしょうか。
3. 浅草ほおずき市 2026 開催概要
今年の浅草ほおずき市は、
7月9日(木)・10日(金)の2日間行われます。
行事の簡単な情報をまとめました。
| 浅草ほおずき市(2026年) | |
|---|---|
| 日程 | 2026年7月9日(木)・7月10日(金)※毎年同日 |
| 開催時間 | 8:00~21:00頃 |
| 開催場所 | 浅草寺 境内(本堂周辺) |
| 料金 | 入場無料 |
| 住所 | 東京都台東区浅草2-3-1 |
| お問合せ | 03-3844-1221(浅草観光連盟) 03-3842-0181(浅草寺) |
| 公式HP | 浅草寺 |
| 駐車場 | なし |
▼会場周辺の地図はこちらです。
時間別混雑状況
ほおずき市は7月9日・10日の両日にわたり開催されます。
都内でも有数の賑わいを見せる夏の風物詩のため、時間帯によって混雑状況は大きく変化します。
以下の傾向を参考に、無理のないスケジュールを立てましょう!
日別・混雑の傾向と対策
- 7月9日(初日)
平日・休日問わず、参拝と風情を楽しみたい方が集まります。
10日に比べるとわずかに落ち着いている時間帯もありますが、昼過ぎからは混雑が予想されます。
- 7月10日(当日)
「四万六千日」の本番であるため、終日を通じて参拝客が絶えません。
特に昼から夜にかけては、仕事帰りの方や夜の涼しさを求めて集まる方で境内が非常に賑わいます。
時間帯別・混雑予測テーブル
| 時間帯 | 混雑レベル | 特徴と過ごし方 |
|---|---|---|
| 午前中(8:00〜11:00) | ⭐⭐ | 比較的おすすめ。 露店が準備を終え、人出もまだ穏やか。 ゆっくりとほおずきを選びたい方に最適。 |
| 昼前〜昼 (11:00〜13:00) | ⭐⭐⭐ | 観光客が本格化し始めるが、まだピーク前。 ランチ前の少し早めに移動・参拝するのが良い。 |
| 昼過ぎ〜夕方前 (13:00〜15:00) | ⭐⭐⭐⭐⭐ | 一日のピーク。 12:00〜16:00 が最も混雑し、仲見世・宝蔵門前が歩行困難になることも。 移動は覚悟して、稀に少人数で行動する。 |
| 夕方(15:00〜17:00) | ⭐⭐⭐⭐ | ピークからやや落ち着くが、まだかなり混雑。 歩行は可能だが、会場内は人が密集しやすい。 |
| 夕方〜夜 (17:00〜19:00) | ⭐⭐⭐ | 観光客が徐々に帰り始め、平日なら特に落ち着き始める。 ライトアップも見始めはこの時間帯。 |
| 夜間(19:00〜20:00) | ⭐⭐ | 日中に比べればかなり静かで、風鈴やライトアップを楽しみやすい。 週末は少し人出が増えるが、まだ動きやすい。 |
混雑を避けて楽しむための3つのポイント
- 午前中を狙う
快適に散策したいなら、午前中の早い時間帯がベスト。
人混みを避けて写真を撮ったり、じっくりと品定めをしたりすることができます。
- 昼のピークを避ける
11時から15時頃までは、暑さと人混みで体力を消耗しやすくなります。
この時間は浅草周辺のカフェや商業施設で涼むのも賢い選択です。
- 1日目(9日)に訪れる
ほおずき市は2日間開催ですが、1日目の方が品揃えが良いです。
また翌日10日の「四万六千日」よりも混雑も比較的穏やかなので、1日目に調整するのが効果的です。
📱Nano Townからのアドバイス
ほおずきは植物ですので、良い状態のほおずきから早く売れていきます。
良いほおずきを買い求めるなら、9日のお昼までには訪れることをおすすめします。
2日目の10日は、売り切れた店舗から店じまいしていきますので、ほおずきを購入する方は10日の夜は避けたほうが良さそうです。
雨天時の場合は?
法要、ほおずき市ともに雨天決行です。
ほおずき市は雨の場合、早仕舞いする露店もあるようです。
荒天の場合は中止となりますので、万が一、天候が急変した際は浅草寺の公式サイトや公式SNSを確認するようにしましょう。
4. 浅草ほおずき市の見どころは?
浅草ほおずき市の最大の魅力は、なんといっても「境内を埋め尽くす朱色と青緑色のグラデーション」。
江戸時代から続くこの光景は、鮮やかな朱色と、まだ初々しい青緑色が混ざり合う、この時期ならではの色彩の競演です。
まずは、その美しい境内の様子を動画でチェックしてみましょう!
それでは、特に押さえておきたい「4つの見どころ」を詳しくご紹介します!
① 境内に広がる「ほおずき」の露店群

本堂の周囲をぐるりと囲むように、ほおずきの露店が並ぶ光景は圧巻の一言!
ほおずき市では、熟して鮮やかな赤色に染まったものから、まだ瑞々しい青緑色のものまで、さまざまな表情のほおずきが並びます。
風に揺れるほおずきの実と、店の軒先に吊るされた江戸風鈴の音色が重なり、目と耳の両方で涼を感じられます。
たくさん並ぶほおずきの中から、自分だけのお気に入りの一鉢を探す「宝探し」のような楽しさも、この市ならではの醍醐味です。
② 一生分の功徳!「四万六千日」のお参り

この2日間は、ただのお祭りではありません。
浅草寺にとって最も特別な「四万六千日」のご縁日です。
この日にお参りするだけで、なんと四万六千日分(約126年分)もの功徳が得られるとされています!
一生分のご利益を授かれるこの貴重な機会、本堂で手を合わせれば、日々の暮らしに大きなパワーをいただけること間違いなしです。
③この期間だけの限定「雷除け」のお守り
出典;http://michiruhibi.com
浅草ほおずき市が開かれる2日間のみ授与される「雷除札」は、ぜひ手に入れたいアイテムです。
三角形のお守りに、竹ひごが付けられた珍しい形をしています。
このお札は、江戸時代にほおずき市で販売されていた雷除けのお守り「赤トウモロコシ」が凶作だったため、代わりに販売したことから始まりました。
見た目も非常にユニークで、浅草らしい「粋」なデザインは、大切な方へのお土産としても喜ばれています。
夏は雷が多い季節ですね。高いところに飾ると良いそうです。
なくなり次第終了とのことですので早めに参拝される事をおすすめします。
④ 夜のライトアップで幻想的な散策を

日が落ちてからの境内は、昼間とは全く異なる表情を見せてくれます。
朱色のほおずきが提灯の明かりに照らされ、幻想的に浮かび上がる姿は息を呑むほどの美しさ。
夜風に当たりながらの散策は、夏の浅草の夜を最高にロマンチックなものにしてくれます。
混雑はありますが、それを補って余りあるほどの情緒が、夜の浅草には満ちています。
5. ほおずきの値段の相場は?

ほおずき市で「どれくらいの予算を持っていけばいいの?」と迷う方も多いはず。
ここでは、一般的なほおずきの相場と、購入の際のアドバイスをご紹介します。
ほおずきの平均的な予算
露店で販売されているほおずきは価格協定がありますので、値段はどのお店も一律になります。
- 鉢植え(標準サイズ・風鈴付き):2,500円
一番人気!
赤い実がたくさんついた最も一般的なサイズ。
買うと好きな風鈴を1つ付けてもらえます。
- 枝ほおずき:大 1,500円、小 1,000円
苗が持ち帰れないという人向け。
1つ1つの実が大ぶりなので、活けるだけで華やかになります。
- かごに入ったほおずきの実:500円
かごのまま飾っても可愛いです。お土産にぴったり。
💡 Nano Townからのワンポイントアドバイス
一部の露店ではヤマト運輸の宅配サービスに対応していますので、利用すればその後も浅草散策をゆっくりと満喫できます。
また、値段交渉をするお祭りではありませんが、まとめて買うと値引きしてくれるお店もあるようです。
ぜひ会話を楽しみながら、納得の一鉢を選んでくださいね!
6. 浅草ほおずき市の「風鈴」の意味

風がなびくと短冊がゆらぎ、「チリン、チリン」と、どこか懐かしい涼やかな音色がやさしく響き渡ります。
夏の風物詩として親しまれている風鈴ですが、浅草ほおずき市ではそんな風鈴とセットで売られているほおずきをよく見かけます。
ほおずきと同様、風鈴には縁起物としての意味があるようです。
厄除けの守り神としての役割
風鈴の歴史を辿ると、もとは寺院の軒の四隅に吊るされた「風鐸」に行き着きます。
かつて、その音色が聞こえる範囲は聖域とされ、魔除けや厄除けの力があると信じられていました。
つまり、軒先に吊るすことは「悪いものを寄せ付けない」という、家族を守るための大切な習慣だったのです。
職人技が光る「江戸風鈴」
浅草ほおずき市では、風鈴単体での販売も充実しています。
特に人気なのが、熟練の職人が作る「江戸風鈴」です。
江戸風鈴は、ガラスの内側から絵付けが施されているのが最大の特徴で、見た目の美しさはもちろん、一つひとつ異なる繊細な音色を楽しめます。
ほおずき市では、さまざまなデザインや音色の風鈴が並びます。
ぜひ手に取って、自分好みの「涼」を探してみてくださいね!
7. 浅草ほおずき市 御朱印のもらい方
出典;https://www.hsbt.org
参拝の証として大切にしたい「御朱印」。
浅草ほおずき市の期間中(7月9日・10日)は、この時期にしか出会えない特別な御朱印が授与されます!
御朱印の種類とご志納金
浅草寺では、以下の2種類の御朱印が用意されています。
どちらか片方のみ、あるいは両方いただくことも可能です。
- ご本尊さまの御朱印:300円
- 浅草名所七福神・大黒天さまの御朱印:300円
両方いただく場合は、合計600円となります。
授与の受付場所と時間
- 場所
本堂西側(正面向かって左側)にある「影向堂」
本堂でお参りをした後、左手(西側)の少し奥へと歩いていくと、木々に囲まれた影向堂があります。
- 受付時間
9:00 ~ 17:00
※境内の混雑状況により、受付場所や時間が変更になる場合もありますので、当日は境内の看板や案内に従ってください。
✨️参拝者へのアドバイス
本来の功徳日にこだわりたい方は、ぜひ7月10日に参拝してみてください。
四万六千日のご縁日が最大限に発揮される特別な一日です。
8. アクセス・駐車場について
ほおずき市が行われる「浅草寺」へのアクセス方法をご紹介します。
電車の場合

浅草寺の最寄り駅は複数あり、いずれも駅から徒歩圏内です。
- 東京メトロ銀座線「浅草駅」:徒歩約5分
- 都営地下鉄浅草線「浅草駅」:徒歩約5分
- 東武スカイツリーライン「浅草駅」:徒歩約5分
- つくばエクスプレス「浅草駅」:徒歩約5分
どの駅からも浅草の街並みを楽しみながら歩くことができます。
特に銀座線や都営浅草線の駅からは、仲見世通りを通って本堂へ向かうルートが最も風情があっておすすめです。
車の場合

浅草寺には参拝者用駐車場がないため、基本的には周辺のコインパーキングを利用することになります。
しかし、縁日当日は周辺道路の交通規制により、会場近くの駐車場へたどり着くのも困難です。
どうしてもお車で向かう場合は、少し離れたエリアに停めて、そこから電車でアクセスする「パーク&ライド」を強くおすすめします。
① 上野エリア(銀座線で約5分)
都内最大級の駐車場が集まるエリアです。
浅草まで銀座線で一本、所要時間も短い、最もメジャーの拠点です。
朝早く到着してほおずき市を回り、お昼すぎには上野公園や美術館へ移動するという「一日観光」がしやすいため、ほおずき市のような滞在型のお祭りに最適です。
- メリット
駐車収容台数が多く、大型の立体駐車場も点在しています。 - アクセス
東京メトロ銀座線「上野駅」→「浅草駅」まで直通5分。 - 一例
上野パーキングセンター(収容400台)など、駅直結・近接の駐車場が便利。
② 押上・スカイツリーエリア(東武・都営線で約3分)
隅田川を挟んで反対側に位置するエリアです。
観光スポットも多いため、駐車場が整備されています。
ほおずき市を楽しんだ後、午後はスカイツリーやソラマチで涼みながら買い物をする……という夏の休日プランにもぴったりです。
- メリット
浅草までわずか1〜2駅。
お祭りの混雑を避けて、スカイツリー観光とセットで楽しみやすいのが魅力です。 - アクセス
都営浅草線または東武スカイツリーラインで「浅草駅」まで約3分。 - 一例
東京スカイツリータウン駐車場(地下・立体あり)。
ただし、土日は混雑するため早めの到着が必須です。
③ 錦糸町エリア(半蔵門線・都営線で約10分)
少し離れますが、大型商業施設の駐車場が充実しており、やや穴場的なスポットです。
遠方から車で来る方にとって、錦糸町は首都高からのアクセスが良く、大型商業施設の駐車場は「満車で停められない」というリスクを大幅に減らせます。
- メリット
首都高(錦糸町出口)からのアクセスが良く、遠方から来る場合に適しています。 - アクセス
東京メトロ半蔵門線「押上駅」経由、または都営バスでの移動も可能です。 - 一例
アルカキット錦糸町やオリナスなどの大型商業施設駐車場が使えます。
おわりに
境内に並ぶ朱色のほおずきと、江戸風鈴の涼やかな音色は、まさに日本の夏そのもの。
四万六千日の功徳を授かりに、古き良き浅草の風情を感じてみませんか?
混雑さえも旅の思い出に、ぜひ特別な二日間を心ゆくまで楽しんでくださいね!



