2024年 羽子板市・浅草寺の日程やおすすめ駐車場は?値段の相場や買い方についても紹介します

東京の歳末を彩る行事「羽子板市」。

並べられた羽子板には、その年の時の人物が描かれて話題になりますね。

かつては歌舞伎役者の人気のバロメーターだったそうです。

今回は、浅草寺「羽子板市」についてご紹介したいと思います。

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羽子板市とは?

羽子板市1

出典;http://e-asakusa.jp

師走も半ばを過ぎた17日~19日までの3日間、浅草寺の境内におよそ30軒ほどの業者が小屋を連ね、美しい羽子板を所狭しとばかりに並べます。

これが「羽子板市はごいたいち」です。

羽子板といえば、昔は女の子の正月遊びの代表といった印象ですが、今では羽根をつく人もすっかり見かけなくなりましたね。

そのためか、並べられている羽子板は「押し絵細工」のものがほとんどで、お正月の床の間を美しく飾る縁起物として売られています。

最近では、著名人の似顔絵を描いたものなども作られているなど、眺めているだけでも面白いですね!

江戸の情緒の残る羽子板市は、今では慌ただしい年の瀬になくてはならない浅草の風物詩として、毎年30万人以上もの来場者で賑わっています。

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羽子板市の歴史

万治2年(1659年)、浅草の商人が年の瀬に使う品物やしめ飾りを路上で売り出したのが始まりだったといいます。

その頃は歳の市としのいちと称していました。

その後、華やかな羽子板が中心となっていき、江戸時代は役者の人気をはかるブロマイドのような存在でした。

現在では歳の市から「羽子板」だけが完全に独立しましたが、正月飾りの数々を並べるお店もあり、歳の市の名残もあります。

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2024年 羽子板市の日程・開催時間など

今年の羽子板市は、
12/17(火)~19(木)の3日間行われます。

お祭りの簡単な情報をまとめました。

名称 羽子板市(2024年)
日程 2024年12月17日(火)~19日(木) ※毎年同日
開催時間 9:00~19:30
開催場所 浅草寺境内
料金 入場無料
住所 東京都台東区浅草2-3-1
お問合せ 03-3844-1221(浅草観光連盟)
公式HP https://www.senso-ji.jp
駐車場 なし(近隣の有料駐車場を利用)

▼浅草寺の周辺地図

雨天時の場合は?

雨天決行です。天候によって延期や中止になったことはないようです。

お天気によっては雨具を持って行きましょう!

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羽子板市の見どころは?

羽子板市の見どころをご紹介します。

まずは羽子板市の雰囲気を動画で見てみましょう。

美しく多彩な羽子板

羽子板市2

出典;https://twitter.com

羽子板市の見どころはやはり、大きさや絵柄や製法もさまざまな羽子板ですね。

浅草寺の境内におよそ30軒ほどの業者が小屋がずらりと連ね、美しい羽子板が所狭しとばかりに並んでいます。

買わなくても見てまわるだけで華やかな気分になりますね。

職人さんによる手作業で作られた羽子板は1点ものですので、似ているようで良く見ると、羽子板の顔がそれぞれ違っているのがわかると思います。

ですので自分好みの顔の羽子板を見つけると嬉しくなりますね。

大きさも、一抱えもある大きなものから、手のひらに乗るような可愛いものまで、色々な大きさが揃っていて、見事な出来栄えです。

活気あふれる雰囲気

羽子板市3

出典;https://t-navi.city.taito.lg.jp

羽子板市は「インスタ映え」スポットとしても人気が高く、スマホのカメラで撮影する人たちも多く来場しています。

また厄払いの縁起物として女の子の初正月を羽子板で祝う風習もあることから、赤ちゃん連れの家族も目立ちます。

子供の成長を願って羽子板を贈る優しい心根は、日本らしい美しい風情ですね。

そして威勢のいい声があちらこちらから聞こえ、時折景気づけに「イヨオー、シャン、シャン、シャン」と手を打つ音が上がります。

また、羽子板を買うだけで無く、美味しい屋台巡りも楽しめる市でもあるので、ぜひゆっくり、江戸情緒ただよう下町の雰囲気を楽しんでみて下さいね。

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羽子板市での粋な過ごし方

粋な下町情緒味わえる浅草で開催される「羽子板市」ですから、せっかくなら粋な過ごし方を楽しんでみませんか?

この項では、粋な「羽子板の選び方」「買い方・ご祝儀の渡し方」をご紹介します。

羽子板の選び方

最初のお店で見たものを勢いで買う、というのも江戸っ子らしくでいいのですが、やはり縁起物ですので色々なお店を見比べてみましょう。

特に初めて購入する方は、一度会場を一周し、そこで自分の好みを知り、欲しいものをしっかり見定めることが大切です。

見ていると、大きさは2メートルの大尺から、20センチの豆板といわれるものまであります。

よく売れるのが60センチ級のものです。

羽子板の製法もそれぞれ違いますが、最も繊細で美しいのは「押し絵羽子板」といわれる色彩も華麗な立体的なものです。

どの板もカラフルで見事な出来栄え。絵柄は助六、藤娘など、歌舞伎ものが中心ですが、最近では、今年1年活躍した時の人物の似顔絵を描いたものなども作られていますね。

今年は誰の羽子板が登場するのか、眺めて歩くだけでも面白い羽子板市。ゆっくり楽しんで下さいね。

粋な羽子板の買い方

欲しい羽子板が決まったら、せっかくなので「粋な買い方」をしてみましょう。

特に高価なものや値札がついていないものは、お店の人に値切り交渉をするのが定番です。

売り手もお客さんも、このやり取り自体を楽しんでいますので、怖がらなくても大丈夫です。

そして値切った分はご祝儀としてそのお店に置いていくのが、粋な買い方です。

そのお返しに売り手は「イヨオーッ」の掛け声とともに一本締めや三本締めをして、お客さんの1年の繁栄を願ってくれるのです。

これはあくまでも慣習であって決まりではなく、もちろんそのまま定価で支払っても大丈夫なのでご安心ください。

ぜひ、江戸の下町浅草の活気ある雰囲気を楽しんでみて下さいね!

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羽子板市の値段の相場は?

買い方がわかったところで気になるお値段の相場です。

「羽子板市」で売り出される羽子板の値段は、安いもので500円くらいから、高いものでは数十万円となっています。

縁起物なので値段がついてないものも多いので、盛り上がる雰囲気で成り行き任せに購入して失敗しないように、しっかり確認しましょう。

下記のように、サイズによって大まかな値段の相場が決まっているようです。

  • ミニサイズ・・・500〜1,000円
  • 小サイズ・・・・1,000〜5,000円
  • 標準サイズ・・・10,000〜50,000円
  • 大サイズ・・・・数万〜数十万円

職人さんの手作業で作られたもののため、サイズだけでなく、製作方法や装飾の数によって値段が変わりますので、まずは気になるものを見つけたらお店の人に聞いてみましょう。

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屋台について

羽子板市屋台

出典;https://japan-web-magazine.com

羽子板市では、約30店舗のお店で5万本もの羽子板が売り出されますが、縁日屋台も負けてはいません。

浅草寺境内へ続く道には、所狭しと50店舗もの屋台が立ち並び、寒さを吹き飛ばしてくれるほど活気に溢れます。

おでん、モツ煮、焼きとうもろこしから蒸かし芋の屋台まで、この寒い季節に嬉しい様々な温かい屋台が多く並びます。

屋台の暖かい食べ物でポカポカになりながら、ゆっくり羽子板選びを楽しみましょう!

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浅草寺「御朱印」のもらい方

羽子板市浅草寺

出典;https://twitter.com

近年、「御朱印」を集めている方も多いですよね。
御朱印とは、そのお寺(浅草寺)に「参拝した証」として授与されるものです。

年末年始では時間が変更となる場合もありますが、受付は8:00~17:00となっています。

浅草寺では、ご本尊さまの御朱印と、浅草名所七福神の大黒天さまの御朱印、2種類の御朱印があるので、受付の際に希望を聞かれます。

ご志納金は各300円、もちろん両方頂くことも可能で、その際は600円になります。

浅草寺の御朱印は、本堂西側(正面向かって左側)の影向堂ようごうどうでお願いすることができますので、浅草寺の境内マップにてご確認ください。

浅草寺境内マップ
画像クリックで拡大します

出典;http://www.senso-ji.jp
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アクセス・駐車場について

羽子板市が行われる「浅草寺」へのアクセス方法をご紹介します。

電車の場合

  • 東京メトロ銀座線・東武伊勢崎線・都営地下鉄浅草線・東武スカイツリーライン「浅草駅」から徒歩約9分。
  • つくばエクスプレス線「浅草駅」から徒歩約6分。

車の場合

羽子板市の会場である浅草寺には駐車場がなく、臨時駐車場の用意もないため、特別な理由がない限り公共交通機関によるアクセスをおすすめします。

どうしてもお車を利用したい場合は、有料ではありますが下記におすすめの駐車場をご紹介しますので、よろしければご一読下さい。

浅草寺周辺の道路は、都心部の隣接していることから交通量が多く、慢性的に渋滞が生じやすいエリアですので注意が必要です。余裕を持ってお早目にお出かけ下さい。

おすすめ駐車場4選

浅草寺に近く、収容台数の多い駐車場を4つ、ご紹介します。

①台東区雷門地下駐車場

浅草寺に近く最も収容台数の多い、大規模公共地下駐車場です。料金も安いため満車になる確率が高いですが、その場合は係員さんが入れるまでの大体の時間を教えてくれるそうです。

台東区雷門地下駐車場
  • 会場まで 徒歩 約7分(約550m)
  • 営業時間 7:00~23:00
  • 住所 東京都台東区雷門2-18
  • 収容台数 197台
  • 料金 最初の30分/200円 以降15分毎/100円
    平日のみ最大12時間/2,400円
②浅草ROX駐車場

浅草ROXの駐車場ではありますが、ROX利用しなくても駐車できます。最大料金がないので少し割高ではありますが、収容台数も多く浅草寺にも近いことから、どこも満車な時は候補の1つに入れてみて下さい。

浅草ROX駐車場
  • 会場まで 徒歩 約6分(約500m)
  • 営業時間 24時間
  • 住所 東京都台東区浅草1-25-15
  • 収容台数 101台
  • 料金 平日:30分/360円 土日祝:30分/400円
    (ROX館内で3,000円以上の購入で90分無料)
③EKIMISE PARKING

浅草駅直結のEKIMISEの大規模機械式駐車場です。浅草寺に最も近く、お買い物・観光等に大変便利です。施設内でお買い物をすれば最大2時間無料になるので、そうなると浅草寺周辺の駐車場では最安値で利用できそうですね。

EKIMISE PARKING
  • 会場まで 徒歩 約4分(約350m)
  • 営業時間 9:45~22:30
  • 住所 東京都台東区花川戸1-6-2
  • 収容台数 94台
  • 料金 30分/250円
    (1店舗につき2,000円(税込)以上で1時間無料、5,000円(税込)以上で2時間無料)
④アス・タック浅草ビル駐車場

商業施設「まるごとにっぽん」の駐車場です。浅草寺にも近くお買い物・観光等に大変便利です。またこの駐車場は高速機械式を使用していて、通常の機械式駐車場より待ち時間が短いと思われます。30分の料金は割高ですが、平日の最大料金が12時間最大2,500円とお得ですので、平日に一日中ゆっくり浅草を満喫するには最適だと思います。

アス・タック浅草ビル駐車場
  • 会場まで 徒歩 約6分(約400m)
  • 営業時間 7:00~23:00
  • 住所 東京都台東区浅草2-6-7
  • 収容台数 64台
  • 料金 30分/500円
    最大平日:12時間/2,500円、土日祝:5時間/3,500円
    (施設内で買い物すると最初の30分無料)
    ※年末年始や連休の平日、特定日は料金が上がります。
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おわりに

羽子板市は、年の瀬の風物詩として、なくてはならない日本人の心に残る行事のひとつです。

職人さんたちの心意気と日本伝統の技が詰まった多彩な羽子板が数多く並んでいるので、見て歩くだけでも楽しいですよ。

ぜひ当日は暖かい服装で、楽しんで来てくださいね。

 

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