福岡を代表するお祭りといわれている筥崎宮の放生会。
博多三大祭の1つに数えられ、秋の訪れを告げる風物詩として親しまれている盛大なお祭りです。
今回は「筥崎宮放生会」についてご紹介します。
筥崎宮放生会とは?
出典;https://www.playing-housing.com
福岡の秋を彩る「筥崎宮放生会」。
それは1000年の歴史を重ね、武運の神として崇められてきた筥崎宮にて執り行われる荘厳な祭りです。
正式な読みは「ほうじょうえ」。しかし、博多の人々は親しみを込めて「ほうじょうや」と呼び、古来より心待ちにしてきました。
祭りの根底に流れるのは、「万物の命を慈しみ、殺生を戒める」という尊い祈り。
仏教に起源を持ち、生き物を自然へと解き放ち、先祖を供養する厳かな神事が営まれます。
一方で、境内へと続く壮麗な参道には、ずらりと並んだ500以上の露店が軒を連ね、約1キロの夜道を華やかに彩ります。
煌めく灯り、香ばしい匂い、賑わいの喧騒が、まるで時間を忘れさせる夢幻の光景を生み出すのです。
その熱気と祈りが交錯する7日間に訪れる人の数は、実に150万人以上!
博多っ子の心に深く刻まれた放生会は、『博多祇園山笠』や『博多どんたく』と並び称される福岡三大祭りのひとつとして、街全体を揺るがすほどの大きなうねりとなります。
千年の時を超え、人々の願いと歓喜を抱き続ける――。
筥崎宮放生会は、まさに福岡の秋を告げる壮大なドラマです。
筥崎宮放生会の歴史
延長元年(923年)、嘉穂郡筑穂町の大分八幡宮から御神霊を迎え、筥崎宮の歴史は幕を開けました。
そのはるか以前――養老4年(720年)、宇佐八幡宮で初めて執り行われた「放生の神事」は、仏教の教えに基づく尊き祈りとして、やがて全国の八幡宮へと広がっていきました。
命あるものをむやみに奪わぬという戒めを守るため、藩政時代には祭礼の間、石堂川や多々良川の漁が禁じられたと伝えられます。
水面に魚群が安らかに泳ぐ情景は、まさに神仏への捧げもの、そして人々の祈りの証でもあったのでしょう。
やがて明治維新の大きなうねりの中、神仏分離令によってその名は「仲秋祭」へと改められました。
しかし人々の心には、長く親しまれてきた「放生会」の響きが生き続け、呼び継がれていきます。
戦後、ついにその名が正式に復活するとき、失われていた魂の歌が再び息を吹き返したかのようでした。
千年を超える歴史を刻み、その名を取り戻した「放生会」。
それはただの祭りではなく、命を思いやる心と、時代を越えて受け継がれる信仰の証なのです。
2025年 筥崎宮放生会の日程・開催時間など
今年の筥崎宮放生会は、
9月12日(金)~9月18日(木)の7日間行われます。
お祭りの簡単な情報をまとめました。
筥崎宮放生会(2025年) | |
---|---|
日程 | 2025年9月12日(金)~18日(木)※毎年同日 |
開催時間 | 10:00~22:00頃 ※行事により変動があります |
開催場所 | 筥崎宮、筥崎宮周辺 |
料金 | 無料 |
住所 | 福岡県福岡市東区箱崎1-22-1 |
お問合せ | 092-641-7431(筥崎宮) |
公式HP | 筥崎宮 |
駐車場 | あり(収容台数:約1000台/800円~) |
▼会場となる筥崎宮の地図はこちらです。
雨天時の場合は?
雨天決行です。お天気が不安定な場合は雨具を持って行きましょう!
荒天の場合は中止、または一部変更となる場合がありますので、お天気によってお出かけ前にお問い合わせください。
問い合わせTEL:092-641-7431(筥崎宮)
筥崎宮放生会のイベント情報
7日間続く筥崎宮放生会では、由緒ある神事に加え、境内の特設ステージで「神賑わい」の華やかな演目が繰り広げられます。
さらに今年2025年は、待ちに待った奇数年!
2年に一度の御神輿行列が勇壮に繰り出します!
9月12日(金)
時間 | イベント | 種別 |
---|---|---|
0:00 | 初日祭・神霊移御祭 | 神事 |
13:00 | 演芸奉納(藤桜華の会) | 神賑わい |
15:00 | 本宮夕御饌祭 | 神事 |
18:00 | 御神輿行列(お下り) | 神事 |
19:00 | アコースティックライブ (専門学校福岡ビジュアルアーツ・アカデミー) | 神賑わい |
▼自由に観覧できます。
福博知名士のぼんぼり献灯、池坊いけばな展、放生会チャンポン・おはじき展示(回廊)
9月13日(土)
時間 | イベント | 種別 |
---|---|---|
10:00 | 頓宮朝御饌祭 | 神事 |
10:00 | 和太鼓演奏 (博多美信太鼓・夢来咲輝組) | 神賑わい |
11:30 | 琴の献奏(坂本華玉会)【拝殿】 | 神事 |
13:00 | 献菓祭(お菓子を供える神事) | 神事 |
〃 | ハコフェス 2025 (ハコのわダンス by ゼルプスト・パピマシェ・ SSSG:第22回放生会特別企画実行委員会) | 神賑わい |
14:00 | 演芸奉納(美重秀会) | 神賑わい |
15:00 | 頓宮夕御饌祭 | 神事 |
〃 | 博多町人文化連盟(幕出し) | 神事 |
〃 | 演芸奉納(博多那能津会) | 神賑わい |
17:00 | 武術演武(鵬玉会 無外流居合) | 神賑わい |
19:00 | 博多独楽(博多独楽保存会) | 神賑わい |
20:00 | 和太鼓演奏(博多金獅子太鼓) | 神賑わい |
▼自由に観覧できます。
福博知名士のぼんぼり献灯、池坊いけばな展、放生会チャンポン・おはじき展示(回廊)
9月14日(日)
時間 | イベント | 種別 |
---|---|---|
10:00 | 頓宮朝御饌祭 | 神事 |
〃 | 武術演武(護身術空手道流水会) | 神賑わい |
11:00 | フラダンス(ハウオリ・レイ) | 神賑わい |
12:00 | 武術演武(日本空手協会福岡県本部) | 神賑わい |
13:00 | 頓宮夕御饌祭 | 神事 |
14:00 | 折尾神楽(折尾神楽保存会) | 神賑わい |
19:00 | 御神輿行列(お上り) | 神事 |
▼自由に観覧できます。
福博知名士のぼんぼり献灯、池坊いけばな展、放生会チャンポン・おはじき展示(回廊)
9月15日(月・祝)
時間 | イベント | 種別 |
---|---|---|
10:00 | 放生会大祭(例祭) | 神事 |
11:00 | フラダンス(Mili mili) | 神賑わい |
12:00 | 和太鼓演奏(野和太鼓) | 神賑わい |
14:00 | 豊前神楽(山内神楽講) | 神賑わい |
15:00 | 献華祭(お花を供える神事) | 神事 |
17:00 | 武術演武(不二流体術) | 神賑わい |
19:00 | ベンチャーズ・GSカヴァー演奏 (ブルーレインズ) | 神賑わい |
▼自由に観覧できます。
福博知名士のぼんぼり献灯、池坊いけばな展、放生会チャンポン・おはじき展示(回廊)
9月16日(火)
時間 | イベント | 種別 |
---|---|---|
9:00 | 五日祭 | 神事 |
10:30 | 久原本家供養祈願祭(感謝祭) | 神事 |
11:00 | 献茶式(お茶を供える神事) | 神事 |
11:00〜21:00 | 大道芸大会(九州大道芸劇団) | 神賑わい |
▼自由に観覧できます。
福博知名士のぼんぼり献灯、池坊いけばな展、放生会チャンポン・おはじき展示(回廊)
9月17日(水)
時間 | イベント | 種別 |
---|---|---|
10:00 | 六日祭 | 神事 |
11:00 | ふくや供養祈願祭(感謝祭) | 神事 |
14:00 | 武術演武(柳河藩景流居合保存会) | 神賑わい |
15:00 | 演芸奉納(博多古謡保存会) | 神賑わい |
17:00 | 博多にわか(博多にわか道場) | 神賑わい |
18:00 | 演芸奉納 (和太鼓表現師 池脇晋輔〜和文化芸能一期一会〜) | 神賑わい |
19:00 | 能楽体験講座「箱崎教室」発表会【拝殿】 | 神事 |
20:00 | バンドライブ (Raspberry Dream) | 神賑わい |
▼自由に観覧できます。
福博知名士のぼんぼり献灯、池坊いけばな展、放生会チャンポン・おはじき展示(回廊)
9月18日(木)
時間 | イベント | 種別 |
---|---|---|
10:00 | 納祭 | 神事 |
14:00 | 放生神事 稚児行列・童児育成祈願祭 (稚魚の放生神事を行う) | 神事 |
16:00 | 中川正浩ジャズソロギター | 神賑わい |
17:00 | 演芸奉納(花柳寿女奈会) | 神賑わい |
19:00 | 書道パフォーマンス (現代書道アーティスト劔朧) | 神賑わい |
▼自由に観覧できます。
福博知名士のぼんぼり献灯、池坊いけばな展、放生会チャンポン・おはじき展示(回廊)
筥崎宮放生会の見どころは?
筥崎宮放生会の見どころについてご紹介します。
2年に1度の「御神輿行列」
出典;https://yokanavi.com
二年に一度――西暦の奇数年にだけ現れる壮麗な儀式、それが「御神輿行列」です。
そして今年2025年、まさにその特別な年が巡ってきました。
放生会における御神輿行列は、古来「御神幸」とも称され、千年の時を越えて受け継がれてきた荘厳な祭礼。
その重みある伝統は福岡市の無形民俗文化財にも指定され、今なお盛大に執り行われます。
9月12日の未明――神々の御霊は三基の神輿へと静かに移され、黄昏を過ぎる18時、いよいよ渡御「お下り」が始まります。
古式ゆかしい装束に身をまとったおよそ500人の氏子が、御神輿を守護しながら8キロに及ぶ道のりを巡行。その行列はやがて頓宮にて一時の鎮座を迎えるのです。
そしてクライマックスは9月14日の夜。19時、「お上り」の儀が始まると、境内は一気に熱気に包まれます。
一の鳥居から楼門へ――勇壮な走り込みとともに御神輿が駆け上がり、その迫力ある光景に、見物客の歓声が渦を巻くのです。
千年の歴史を受け継ぎながら、今を生きる人々の心をも震わせる御神輿行列。放生会最大の見どころが、再び人々を魅了します!
過去の御神輿行列「お上り」の走り込みの様子はこちらです。
氏子たちは、それぞれの道具を手にしながら、全力で駆け抜けていきます。
この勇壮な姿が、いつから始まったものなのか――残念ながら記録はなく、長い歴史の闇に包まれています。
しかしだからこそ、時を超えて受け継がれてきた神秘ともいえる光景であり、見ているだけで胸が高鳴るユニークな伝統なのです。
放生会限定「放生会チャンポン」
出典;https://blogs.yahoo.co.jp
「チャン」「ポン」――。
澄んだ響きを放つそのおもちゃは、薄いガラスに息を吹き込むことで生まれる、繊細で儚い音色のガラス細工。
一般には「ビードロ」や「ポピン」と呼ばれますが、放生会では親しみを込めて「チャンポン」と呼ばれています。
祭りの境内を歩けば、どこからともなく聞こえてくる軽やかな音。まるで風に揺れる鈴のように、放生会の情景をいっそう彩ります。
その始まりは明治の終わり頃。参拝土産として露店に並び、以来、人々の心を惹きつけ続けてきました。
しかも放生会のチャンポンは、ただのおもちゃではありません。
筥崎宮の巫女たちが一つひとつ丹念に絵付けをほどこした、ここでしか手に入らない限定の品。だからこそ、早朝から長い列を作ってでも求める人が後を絶たないのです。
澄んだ音色は、千年の祭りの記憶を揺らし、手にした人の胸にそっと刻まれていきます。
放生会名物「新生姜」
出典;http://www.kouchikukai.or.jp
筥崎宮放生会といえば、忘れてはならない名物があります――それが「新生姜」です。
かつて一帯が生姜の産地であった名残から、祭りの時期になると境内には所狭しと新生姜の露店が並び、博多の秋を鮮やかに彩ります。
スーパーで見かける生姜とは異なり、緑の葉や茎が堂々と伸びた姿は、生命力そのもの。
しかもその葉は軽やかに天ぷらにして香ばしく味わえ、湯船に浮かべれば清涼な香りが広がり、茎は日々の暮らしに役立つ消臭としても重宝されます。――そう、余すところのない縁起の恵みなのです。
博多の人々にとって、生姜は台所の常備品。けれど放生会の新生姜は、ただの食材ではありません。縁起物として必ず持ち帰るのが習わしであり、その習慣は今も生き続けています。
かつては博多商人の妻「ごりょんさん」たちが、お土産に買い求めては「今年もお参りしました」と近所へ分け合い、参拝できなかった人々にも福を届けたと伝えられます。
その心意気は令和の今日にまで受け継がれ、香り高い新生姜は、放生会に訪れる人々にとって欠かせない記念の品となりました。
秋風の中、境内を彩る新生姜――。
その瑞々しい香りを抱えて帰ることこそ、筥崎宮放生会ならではの楽しみであり、博多の文化が息づく瞬間なのです。
意匠が込められた「筥崎宮おはじき」
出典;https://www.hakozakigu.or.jp
筥崎宮の放生会に欠かせない名物のひとつ――それが「おはじき」です。
子どもの頃を思い出させる昔懐かしい遊び道具でありながら、このおはじきは特別な存在。
博多人形の名工たちが集う「白彫会」の職人の手によって、一つひとつ練り上げられ、絵柄も形も二つとして同じものはありません。
その可憐さと精巧さゆえに、放生会での販売では、早々に売り切れてしまうほどの人気を博しました。
しかしあまりの人気ぶりから、2017年には惜しくも『放生会おはじき』の販売が見送られる事態に――。
けれどその声に応えるように、翌2018年からは、1年を通じて入手できる新たな姿『筥崎宮おはじき』として復活しました。
もはや放生会だけの限定品ではなく、博多の縁起物として誰もが手にできる存在に。入荷日は事前に公式で告知され、年間を通じて求められるようになったのです。
土の温もりを宿したおはじきは、厄をはじく縁起物として古より人々に愛され、今もなお匠の技と遊び心が息づきます。
職人たちの発想力によって生み出されるその小さな芸術品は、まさに「手のひらの博多人形」と呼ぶにふさわしいでしょう。
さらに境内では、歴代のおはじきが展示されています。時代ごとに移り変わる色や形を眺めれば、そこには職人の魂と、博多のまちの記憶が刻まれていることに気づかされます。
放生会を訪れたなら、ぜひ手に取ってみてください。
それは単なる「遊び道具」にとどまらず、受け継がれてきた博多の文化と祈りを宿した、かけがえのない宝物なのです。
屋台(露店)の出る場所・日程・種類は?
出典;https://yokanavi.com
筥崎宮放生会といえば、多彩に並ぶ屋台も大きな楽しみのひとつですよね!
その出店数の多さは全国的にも知られており、毎年これを目当てに訪れる方も少なくありません。
屋台で美味しいものをほおばりながら、お祭り気分を楽しみましょう!
屋台が出る日程
筥崎宮放生会では、期間中の9月12日~18日の7日間、たくさんの屋台が出店されます。
営業時間は例年、屋台によって違いますが、
10:00頃~21:00頃まで、営業しています。
ただし最終日は18時頃から店じまいが始めるお店も多いですので、最終日に訪れる予定の方はご注意ください。
屋台が出る場所
筥崎宮放生会の楽しみの一つが、参道を彩る数多くの屋台です。
例年、筥崎宮の参道から国道3号線の大鳥居跡付近まで、約600メートルから1キロほどの範囲におよそ500軒の屋台が並びます。
そのため、現地に着くとすぐに屋台を見つけることができます。
屋台が出る種類
筥崎宮放生会の屋台数は、約500店舗以上!
出典;https://www.fukuoka-now.com
放生会の屋台には、実に多彩な魅力があります。
まず目を引くのは、台湾・メキシコ・トルコなど、海外の料理を味わえる国際色豊かな屋台。
もちろん、お好み焼きや焼きそばといった日本の定番グルメに加え、各地のB級グルメも勢ぞろいし、訪れる人を飽きさせません。
楽しみは食べ物だけにとどまりません。射的や的当て、三本ピンのボーリング、アーチェリーなどの遊戯系屋台が立ち並ぶ一方で、ウナギ釣り・カニ釣り・亀すくいといったユニークな「生き物体験型」も人気を集めています。
さらに変わり種として、盆栽や植木道具などを扱う屋台まで登場し、子どもから大人、ご年配の方々まで幅広い世代が楽しめる点も放生会ならではの特色です。
まさに境内全体が、食と遊びと驚きが詰まった一大エンターテインメント空間となるのです。
筥崎宮放生会 名物「見世物小屋」とは?
出典;https://takahan.co
毎年、筥崎宮放生会の夜を妖しく彩る恒例の催し――それが「見世物小屋」です。
入口には「撮影・録音厳禁」の札がかかり、中で繰り広げられる光景は完全に秘密のヴェールに包まれています。扉の奥で観客を待ち受けるのは、一体どんな世界なのか…。
その全貌は、足を踏み入れた者だけが知ることができるのです。
小屋先に掲げられる「本日の出し物」には、来場者の好奇心を掻き立てる不思議な演目の数々が並びます。
「年ごろ女によるお色気マヂック」
「驚異の怪力女!命からがらショー!」
「かっぱの空中浮遊」
「魔術、小奇術」
――耳にするだけで胸がざわめき、想像をかき立てる摩訶不思議な演目ばかり。しかも出し物は日ごとに入れ替わり、二度と同じものに出会えるとは限りません。
古き良き日本の「見世物文化」が生き続けるこの小屋は、奇怪でありながらどこか懐かしく、観る者を不可思議な世界へと誘います。
怪しげな灯りに吸い寄せられるように、その前を通れば誰もがつい足を止めてしまうはず。
さあ、謎に包まれた小さな舞台――あなたも自分の目で確かめてみませんか?
アクセス・駐車場について
筥崎宮放生会へのアクセス方法をご紹介します。
電車の場合
筥崎宮へのアクセスは、電車が最もおすすめです。
最寄り駅は以下の3駅となります。
いずれの駅からも徒歩圏内でアクセスでき、JRと地下鉄の2路線が利用可能なため、とても便利です!
車の場合(駐車場について)
福岡都市高速「東浜IC」から、国道3号経由で約10分です。
特設駐車場がある!
筥崎宮放生会が開催中の7日間、会場には特設駐車場が用意されます。
出典;https://www.hakozakigu.or.jp
まず「宮前駐車場」は楼門に最も近く、約100台分を収容できます。
また「特別駐車場」は、放生会やお正月など特別な期間のみ開放される大型駐車場で、収容台数はおよそ1000台となっています。
放生会開催中の駐車料金は、いずれも1回800円です。
なお、夜間や土日祝日は特に混雑し、入庫待ちの列ができることがあります。
一方で、平日の日中であれば比較的スムーズに駐車できるようですので、ご利用の際の参考になさってください。
その他、おすすめ駐車場5選
夜間や土日には混雑のため、特設駐車場に入れないこともあります。
そのような場合に備えて、このページでは収容台数の多い周辺の大型駐車場を5カ所ご紹介いたします。
当日は周辺道路も混雑が予想されますので、時間に余裕を持ってお出かけいただくことをおすすめいたします。
①吉塚駅高架下駐車場
会場まで | 徒歩 約8分(約650m) |
住所 | 福岡県福岡市博多区吉塚本町13-28 |
利用時間 | 24時間 |
収容台数 | 217台 |
料金 | 100円/30分(最大700円) |
②タイムズ福岡県庁東
会場まで | 徒歩 約11分(約850m) |
住所 | 福岡県福岡市東区馬出1-9 |
利用時間 | 24時間 |
収容台数 | 131台 |
料金 | 300円/30分(最大800円) |
③タイムズボックスタウン箱崎立体
会場まで | 徒歩 約12分(約850m) |
住所 | 福岡県福岡市東区箱崎4-740 |
利用時間 | 24時間 |
収容台数 | 393台 |
料金 | 200円/60分(最大500円) |
⑤タイムズミスターマックス吉塚店
会場まで | 徒歩 約16分(約1.3km) |
住所 | 福岡県福岡市東区馬出6-1 |
利用時間 | 24時間 |
収容台数 | 178台 |
料金 | 200円/60分(最大600円) |
そのほか有料駐車場
筥崎宮周辺には有料駐車場が複数点在しています。
放生会開催中の7日間は、筥崎宮周辺の駐車場は混雑していることが多いですので、予め駐車場を確認しておくようにしましょう。
交通規制について
筥崎宮放生会が開催される7日間、箱崎宮前駅と、筥崎宮周辺の道路に、交通規制(10:00~24:00)がかかります。
交通規制図はこちらです。黄色い部分が交通規制区域です。
出典;https://www.hakozakigu.or.jp
お車で訪れる予定の方は、駐車場への出入りは国道3号線から進入するようにしましょう。
おわりに
福岡に秋の訪れを告げる筥崎宮放生会。
たくさんの屋台が一層の盛り上がりを見せ、参拝者が遊びながら楽しめるお祭りでもあります。
ぜひこの機会に、筥崎宮放生会へ足を運んでみてはいかがでしょうか?