栃木県鹿沼市の樅山(もみやま)地区で、赤ちゃんの健やかな成長を願い開催される「生子神社の泣き相撲」。
「泣く子は育つ」という言い伝えに基づき、豆力士たちが一生懸命に泣き声を上げる姿は、見る者の心をも温かくしてくれます。
2026年の開催日程や、申込方法、当日の見どころまで詳しくご紹介します。
お子様の人生最初の晴れ舞台を、家族みんなで応援しましょう!
1. 生子神社の泣き相撲とは?
生子神社の泣き相撲は、一言で言うと「神様のご加護のもと、赤ちゃんの生命力が爆発する、日本一温かい“泣き”の祭り」です!
具体的には、以下のような特徴があります。
🎉 生子神社の泣き相撲は主にこんなことをします
- 赤ちゃんが主役の「力比べ」
土俵では、まわし姿の氏子たちが、赤ちゃんを「よいしょ」の掛け声とともに高々と持ち上げます。
この瞬間、境内には赤ちゃんの元気な泣き声が響き渡り、観客も思わず笑顔に。
まさに「泣く子は育つ」を地で行く、縁起のよい光景です。
- 「両者ともに勝ち」という粋な計ら
かつては勝敗を競うこともありましたが、今では「健やかな成長」を願うため、先に泣いても泣かなくても勝負なし!
両者ともに勝ちというスタイルをとっています。
勝ち負けにこだわらず、ただひたすらに子供の成長を願う、親と神様のまっすぐな対話がそこにあります。
- 国も認める伝統の「おみたらせ」
国選択無形民俗文化財にも指定されるこの行事。
神事の前には、かつて赤子の蘇生を願ったとされる聖なる水「おみたらせ」で身を清める儀式があり、古くから続く信仰の重みを感じることができます。
2026年は、この「樅山の魂」が炸裂する土俵の上で、あなたのお子様の記念すべき第一歩を刻んでみてください!
2. 生子神社の泣き相撲の歴史

「なぜこれほどまでに、多くの親たちが涙ながらに我が子を土俵に上げるのか?」
泣き相撲の起源ははっきりとは分かっていませんが、文久年間(1861~1864年)の頃にはすでに行われていたと伝えられています。
その由来には、次のような逸話が残されています。
① 始まりは「境内の聖なる水」から(文久年間〜)
泣き相撲の歴史は、今から160年以上前の江戸時代後期に遡ります。
かつてこの地には「樅山明神」と呼ばれていた神社がありました。
ある年の暮れ、氏子である与吾衛門の赤ちゃんが亡くなるという悲劇が起こります。
しかし、深い悲しみに暮れた与吾衛門は諦めませんでした。
我が子を抱え、境内に湧く「おみたらせ」の水でひたすらに水行を続けたのです。
すると三日目、奇跡が起きました。境内に赤ちゃんの力強い泣き声が響き渡り、息を吹き返したのです。
② 「生子神社」の名に込められた願い
この奇跡は瞬く間に広まりました。「亡くなった子が生き返った(生子)」という出来事から、社の名は「樅山明神」から現在の「生子神社」へと改められました。
「我が子が健康で、元気に育ってほしい」。
そんな親たちの切実な願いが、この神社を「安産と子育ての神」として深く信仰させることになったのです。
③ 江戸の「粋」と「願い」の融合
感謝の気持ちを伝えるため、正月には42種の珍味を供え、秋には成長した子の姿を相撲で神様に披露する。
この風習こそが、現在の泣き相撲の原点です。
江戸時代の庶民が持っていた、神様を敬い、子どもの未来を全力で信じる「粋」な精神が、この行事の根底には流れています。
④ 時代を超えて守り抜く「命の鼓動」
幾多の時代を経て、生子神社の泣き相撲は国選択無形民俗文化財にまでなりました。
しかし、時代が変わっても「自分たちの子どもを神様に見守ってもらいたい!」という親たちの願いは、江戸時代から一ミリも変わっていません。
毎年、1,400人もの豆力士たちが泣き声を響かせるこの光景。
それは、何百年もの間、この樅山の地で守り抜かれてきた「命をつなぐバトン」そのものなのです。
3. 生子神社の泣き相撲 2026 開催概要
今年の生子神社の泣き相撲は、
9/20日(日)に行われます。
お祭りの簡単な情報をまとめました。
| 生子神社の泣き相撲(2026年) | |
|---|---|
| 開催日程 | 2026年9月20日(日) |
| 開催時間 | 9:00~16:00(受付8:00~) |
| 開催場所 | 生子神社 |
| 料金 | 5,000円(要予約) |
| 参加対象 | 生後6ヶ月頃(首が据わってから)~3歳頃まで |
| 住所 | 栃木県鹿沼市樅山町1167(生子神社) |
| お問合せ | 0289-60-6070 鹿沼市観光物産協会(屋台のまち中央公園内) |
| 公式HP | 鹿沼観光ガイド |
| 駐車場 | あり(収容台数:約200台/無料 ) |
▼会場となる生子神社の地図はこちらです。
雨天時の場合は?
雨天決行です。過去には大雨の中でも開催された事例がありますので、天候が不安定な際は雨具をご用意ください。
4. 生子神社の泣き相撲の申込方法(事前予約&当日参加)

生子神社の泣き相撲は大変な人気行事のため、基本は「事前予約制」となっていますが、「当日現地で申し込める枠」も用意されています!
参加を検討されている方は、以下のルールを把握して、ご自身のスケジュールに合わせて賢く活用しましょう。
① 参加のスタイルは「事前予約」と「当日参加」の2種類
- 確実に参加したいなら「事前予約」!
定員に達し次第受付終了となるため、お早めの行動が吉です。
- 当日飛び込み可能!「14時以降の当日枠」
「急な予定で予約ができなかった!」という方も諦めるのはまだ早いです。
当日の14時以降(第6取組〜)は「当日参加」が可能となっています。
② 事前予約は「現地窓口」が鉄則!
生子神社の泣き相撲は、Web予約や電話予約を受け付けていません。
定められた期間中に、現地指定窓口で直接申し込むスタイルです。
③ 受付は「2回」チャンスがある
受付期間は、混雑緩和のために2回に分かれています。
④ 参加しやすい時間帯が選べる
事前予約の最大のメリットは、お好みの「取組時間」を選べることです。
赤ちゃんの機嫌が良い時間帯や、お昼寝・授乳のタイミングを考慮して、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
- 9:00~10:00
- 10:00~11:00
- 11:00~12:00
- 12:00~13:00
- 13:00~14:00
- 14:00~15:00(※当日参加OK)
- 15:00~16:00(※当日参加OK)
各時間帯には100~150名の定員が設けられています。
人気の時間帯は、予約開始直後に埋まってしまうこともありますので、「絶対この時間がいい!」という希望がある方は、お早めのお申し込みをおすすめします。
⑤ 2026年 参加のための重要チェックリスト
| 詳細 | |
|---|---|
| 受付方法 | 上記の指定窓口での直接申込み(※電話・Web不可) |
| 参加費 | 事前申込:8,000円 / 当日参加:9,000円 |
| 受付時間 | 9:00~17:00(※窓口の休園日に注意!) |
| 参加資格 | 生後6か月位(首が据わった頃)~3才位まで |
💡 攻略アドバイス
- 「受付順」がそのまま取組順になる!
当日の取組順は、会場での受付順となります。
お目当ての時間帯に確実に参加したい、あるいは早めに終えてゆっくりお祭りを楽しみたいという方は、少し早めに来場して受付を済ませてしまうのが、お祭りを賢く楽しむコツです。
- 当日のキャンセルについて
もし急な体調不良などで当日参加できなくなっても、連絡は不要です。
返金はありませんが、後日、祈祷された授与品(お札、お守り、破魔矢、力餅、手拭いなど)を郵送で受け取ることができます。
神様のご加護は変わらず届きますのでご安心ください。
5. 生子神社の泣き相撲の見どころは?
生子神社の泣き相撲の見どころをご紹介します。
まずは栃木県の地方紙「下野新聞」が公開している、生子神社の泣き相撲の動画をご覧ください。
迫力満点!土俵上の「泣き笑い好取組」
一番のハイライトは、なんといっても土俵での取組です。
はちまきを締め、力士姿の凛々しい姿を見ているだけで、自然と笑みがこぼれ、心を和ませてくれます。
古くから受け継がれてきたこの伝統行事で、子育ての神様のもと、人生の中でも限られた特別な場に立てることを、実にありがたいものです。
泣き相撲に関わる人々は、かつて子どもの無事な成長や蘇生を祈った「おみたらせ」まで列をなし、みそぎで身を清めます。
その後、拝殿での神事を終えると、境内に設けられた立派な土俵を関取衆が取り囲み、清めの塩をまきます。
一方、その周囲には親に抱かれた赤ちゃんたちが続々と集まり、期待に包まれているのです。
やがて、白いまわしを締めた力自慢の男たちが体をほぐしはじめ、行事の威勢のよい呼び声が響き渡ると、東西の力士に抱かれた赤ちゃんが土俵へと登場します!
両側から勢いよく「よいしょ!」の掛け声とともに、子どもを3回頭上へと高く持ち上げます。
この3回にはそれぞれ意味があり、最初は「健やかに育つように」、二度目は「心豊かに育つように」、そして三度目は「家族みんなが健康で安全に過ごせますように」という願いが込められています。
ですから、お子さまが高々と掲げられている間は、その幸せを心から祈ってあげてください。
大きな声で力強く泣く子、泣かずに平然としている子、なぜか笑ってしまう子、終わってからようやく泣き出す子など、場はいつもとてもにぎやかです。
その中で見せる子どもたちの泣き顔や笑顔を、親御さんたちは温かく見守っているのです。
掲げ終わったあとは、行司を中心に赤ちゃんを抱いた力士がご家族の方へ向き直ってくれます。
そのタイミングで手で合図を送り、写真を撮影してください。
当日はぜひカメラをご持参いただき、ご家族の大切な思い出として、そしてお子さまの人生最初の晴れ舞台の記録として、たくさんシャッターを切ってくださいね!
子育ての神さまのご加護が宿る授与品
参加された赤ちゃんには、破魔矢、お守り、お餅、そして赤ちゃんが頭に巻くはちまき等が授与されます。
はちまきも含めて全て宮司さんによって御神徳を祈願された縁起物で、神様の御神威という力が宿ったものです。
お子様の健やかな成長を後押しをしてくれるものですので、ぜひ参拝して大切にお持ちくださいね。
6. アクセス・駐車場について
生子神社へのアクセス方法をご紹介します。
電車の場合
東武日光線「樅山駅」で下車して下さい。そこから徒歩13分ほどで会場です。
当日は駅から会場への案内板が出ており、空には大きなアドバルーンも上がっています。
そちらを目印に歩いてみてください。
車の場合
東北自動車道 鹿沼I.Cから、国道293号経由で約16分です。(約7.6km)
駐車場は、会場の生子神社正面にある無料駐車場(収容台数200台)を使用します。
周辺道路は大変混み合いますが、順番で必ず停められます。駐車場係員の誘導がありますので、それに従うようにしましょう。
7. 交通規制について
お祭り開催中は、生子神社前道路が一方通行となります(8:00~16:00)
各箇所に案内板が出ていますので、表示に従って通行するようにして下さい。
おわりに
一生に一度の赤ちゃんの「泣き相撲」デビュー、家族みんなの大切な宝物になること間違いなしです。
お子様の健やかな成長を願う親心と、地域の人々の温かさが交差する生子神社へ、ぜひ足を運んでみてください。
きっと一生忘れられない、笑顔と感動に満ちた素敵な夏の思い出になるはずです。




